弦交換した【PRS Silver Skyのフレットすり合わせ-1】

ついこの間までお預かりしていたギターです。 前回も逆反っていたのですが、ゲージが細くなったせいかお返ししてからさらに逆反ったようです。

PRSシルバースカイ

2ウェイロッドが入っているので逆反っても良いように作ってあるので問題はないのですが・・・

逆反った

15フレット辺りがピーキーに盛り上がっていて14フレットのチョーキングで音が詰まりやすいです。

15フレットに山がある

このポジションをよく使うらしく15フレットの山と相性が良くないそうです。

多用するポジション

経年変化でハイ起きしても良いようにハイポジションだけ意図的に逆反らせてあるギターも多いので、けして作りが悪いわけではありません。 他の部分の直線性とバランスを取って、カーブをゆるくつなぐようにすり合わせすれば良くなりそうです。

10-46の弦に張り替えた

完成時にはコーティング弦の.010~.046を張ることになっているので、ノーマル仕様の.010~.046弦を張ってネックを慣らしつつ、弦を張ったままフレットの頂点をすり合わせていこうと思います。


ヒーター修正1回目【ジャガーベースの配線改造-2】

ロッドナットを取り出しました。グリスを塗っておきます。

ロッドナットのグリスアップ

大まかに言って4弦側の方が順反りが多くなります。

左右が違う

トラスロッドを締めたときに、4フレット付近から持ち上がってきます。 ヒーターでここは押し込みたいですね。

こんな感じでクランプをかけていきます。

締め込む場所

どうなるでしょうか。

1回目のヒーター修正


テールピース問題【グレコのバイオリンベースの改造-4】

上が元のテールピースで下がお預かりしたゴールドのものです。

お預かりしたテールピース

普通に載せるとこの位置に来るのですが

ここに付くとすると

スケールの位置がこのあたりで↓

オクターブ位置

乗り上げてしまうので↓

オクターブ位置

後ろにブロックを付けるとかはないわけではないと思うのですが、エンドピンジャックにしたいというご要望に応えられなくなりますね。

エンドピンが

エンドブロックの厚みとしては何とかエンドピンジャックが付きそうです。

エンドピンジャックは付きそう

元のテールピースにするしかないと思うのですが、結構ボディトップ側に近いところに穴があるので、ドリルビットが上にそれてボディトップを割らないか心配で手が出せません。

元のブリッジの穴位置

ボディがアーチトップなのでエンドブロックがトップに接着できないのだと思います。 緑色のラインに12Φのドリルビットを入れて行くと赤いマルの方に割れて出ていってしまうリスクがありますね。

エンドブロックがボディトップに接着されていない

ちなみにピックアップカバーだけメッキ屋さんがゴールドメッキにしてくれました。

金メッキになった