ご要望の整理【ヒスコレLPスタンダードのピックアップ交換-1】

ヒスコレのレスポールスタンダードです。 こちらのギターと・・・

ヒスコレのレスポールスタンダード

もう1本のギター↓でピックアップを入れ替えます。

このギターとピックアップを入れ替える

ヒスコレの方はフロントボリュームにガリがあります。

ボリュームにガリノイズ

こっちはリアにちょっとガリがあります。 あとジャックもファサファサいっています。

トーンとジャックにガリノイズ

ヒスコレの方はこちらのロック式ストラップピンに交換します。

ロック式ストラップピン

今のセキュリティロックももちろん悪いわけではないのですが、このデザインの方がなぜかテンションが上がるという人は身の回りにも多いようですね。 島村楽器限定販売らしいです。

ストラップ側のパーツが緩まない仕掛けがあるそうです。 二種類のピッチのネジが切られていて、ナットが緩む際には、速く緩むナットが遅く緩むナットに遮られてダブルナット締め込みが自動で発生する構造みたいです。 こういうものって他の業界には普通にある構造なのでしょうか? 


ご要望の整理【Moon5弦にXTCTを増設する-1】

Moonの5弦です。 ご家族の方が塗装関係のお仕事らしくボディリフィニッシュするそうです。 

Moonの5弦

分解と再組み立てを担当しますが、そのついでにXTCTの取り付けをします。

XTCT

この辺りにノブを3つ並べて欲しいとのことです。ミッドカットは通常中にトリムで入れるのですが、外に出すならBカーブが良いのかAカーブが良いのか悩ましいですね。 取りあえずBでいきましょう。

裏側をガッツリ掘ってプリアンプ本体と電池もここに入れる予定です。

ここに取り付ける

あと、ボリュームの動きが悪くなっているのでここも交換します。

ボリュームの動きが悪い


ピックアップの取り付け【76年製ジャズベースの修理-22】

ピックアップを取り付けていきます。 一度音が出なくなったことがあるそうです。 経年変化でハトメ部分が再び絶縁されてしまうことがあります。 ハンダごてをあてなおすだけで直ることがありますがこのピックアップがそうだったようです。

今は音が出る状態ですが、一応もう一度ハンダごてをハトメ部分にあてておきました。

ハンダごてをあてなおす

ボディ側とコントロールプレート側を配線していきます。

配線

無事に音が出ました。

音出しチェック

部品を戻していきます。

パーツを戻していく

ナットに弦溝を作っていきましょう。


ピックアップについて【Stingray Sub seriesのナット交換-6】

導電塗料にアース電位をつないでいきます。 ピックアップをついでに計測してみました。 かなりコイルは少なめの設計になっているようです。

6.8kΩくらい

低価格帯のピックアップにありがちな裏側にセラミックマグネットを貼り付けてあるタイプです。 でもこうすることで初期スティングレイと同じ直列にコイルをつなぎつつ、音が太く鳴りすぎないように調整しつつ、価格も手間も抑えられるという、上手い設計がされているように思えますね。

セラミックマグネット?

ポールピースを触るとノイズが出ます(ちなみになぜか2弦だけアースにつながっているので出ません)。

触るとノイズが出る

出力に近い側のコイルの、巻き始めがアースにつながらないので交流的につながっているポールピースに触れるとノイズがでるのでしょう。 

ここからノイズが出ている

ピックアップのカバーは取れませんし、ポールピースに裏側からアクセスできないので特に対策はできません。 ポールピースを絶縁するくらいでしょうか。 もし演奏中に触ってしまってノイズが気になるということでしたら、透明なシールを貼るなどして表側から対策するしかなさそうです。

音出しチェック

ボディ側の穴を面取りしてから、ネックをジョイントしていきます。

面取り