アンプの切り替えスイッチを製作

前回のスイッチプラグが思ったより早く破損したので今度は金属製で作り直します。

モノラルプラグの分解

テーパーリーマーで広げた穴にスイッチをねじ込んで、ホットボンドで固定しました。

配線をしていきます。

配線中

できあがったのがこちら。

完成

これは当分壊れずに使えそうですね。 これがあればフットスイッチを持っていかなくてもいいということで、のんびりした雰囲気のセッションでは確かに便利そうですね。


アンプの切り替えスイッチの製作

アンプのフットスイッチをコンパクトに省略するために、プラグに直接スイッチを付けて欲しいとご依頼がありました。 送られてきたラフはこれでした。

お客さんの描いたラフスケッチ

プラグに収まりが良さそうな筒状のスイッチといえばプッシュ式だと思うので合体できそうなものを選んで買ってきましたよ。

さっそくプラグをカットして解体していきます。

モノラルプラグの分解

そのままでは穴に通らないのでリーマーで広げます。

穴を広げる

スイッチ側を配線します。プラグをねじ込むときのことを考えて逆にねじっておきました。 これはマイクの中身の配線がこうなっていた経験から。 マイクのスイッチをバイパスするというこれまたイレギュラーな改造をやったことが活かされていますね(笑)

スイッチの配線

プラグ側のハンダ付けをします。

プラグの配線

ねじ込んで完成です。 後は使ってもらってこれで良いのか聞いてみましょう。 押し心地はいいですよ。 プッシュでショート、もう一度押すとオープンに戻ります。

完成

これが欲しいという人がいましたらこちらのメールフォームから御相談下さい。

 


ベース用3バンドプリアンプBCP-3の製作

プリアンプを製作したので絶縁をかねて塗装中です。 絶縁材やカラー、トップウレタンなど何層も吹き重ねます。

BCP-3(3バンドベース用プリ)

で、こちらが最近お気に入りの缶スプレーノズルです。

細吹きスプレーノズル

アルテコ・プライマーに付いていたものですが、かなり細めに出るのでプリアンプの塗装に向いているようで気に入っています。

ノズルが詰まると嫌なので使い終わった後は、KUREのブレーキクリーナーという缶スプレーを使って内部を「ブシューーー!!」と掃除してよく拭いておくようにしています。 これは結構使える方法ではないでしょうか。 DIY派はお試し下さい(笑)


’60sと’70sのサウンドをひとつに!ハイブリッドJBピックアップの製作

Birdcageでは60年代風と70年代風のJBサウンドの両方を出力できるハイブリッドなJBピックアップを製作しています。

このピックアップはコイルが2層に巻かれています。 内側のコイルは70年代を意識してフォームバー皮膜線を使用しています。 その外側に60年代風をイメージしてエナメル皮膜線のコイルを追加してあります。

60年代のファットなミドルと70年代の抜け感のある倍音を自在に使い分けることができます。 ’60sのブリッジで指弾き、’70sの両側フルでスラップといったような奏法との組み合わせも考えると、またさらなるサウンドの広がりがあります。

ハイブリッドJBピックアップ

出力を2種類取り出すために、出力線が3本になっています。

着磁と配線

キレイに取り回せるようにこういう感じでよってあります。

配線をまとめたところ

コイルは手送りの巻き取り機を使って、ひとつひとつ丁寧にランダムに巻いてあります。

ランダムに巻かれたコイル

サイトにあるハイブリッドJBピックアップの商品紹介ページはこちらのリンクをクリックしてご覧ください。

 


ツーインワン!BCP-3とBCP-2Mをアウトボード化しました

アクティブくささがなくパッシブ的に音作りができる3バンドEQのBCP-3と、個性的な2ミドル構成EQのBCP-2Mをひとつのケースに入れてアウトボード化して欲しいというご要望をいただきました。

Birdcageプリアンプの製品紹介ページはこちらから。

今回組み込む部品はこんな感じ。

組み込む部品一覧

ケースに完成時のレイアウトをイメージして載せてみる。 結構ギュウギュウですね。 この段階ではDCジャックの位置でまだ悩んでいました。

完成予想

穴開けを始めたところ。 左が3バンド、右ノブふたつが2ミドルです。

ケース加工中

部品を組み付けていきましょう。

部品の取り付け

基板を搭載する前にスイッチ周りの配線を済ませてしまいます。 ジャックとのイン&アウト配線や、青色3ΦLEDの点灯回路を作ります。

スイッチ周りの配線

配線が完了したところです。 基板のいろんなところから線が出るのでこうしてみるとややこしいですね。 スイッチやポットの周りは規則性があるのでスッキリしていますし、配線していても線の本数が少ないことが特徴的なプリアンプなので、迷うことなく作業しやすいです。

配線の完了

配線完了後にノブを取り付けたとことです。  あとは音をだしたりいろいろチェックすれば完成ですね。

ノブの取り付け

同じものが欲しいという方がおられましたら、こちらのメールフォームからご連絡下さい。お待ちしております。

先日、初期型スティングレイの2バンドプリアンプのレプリカ基板を作って、ペダルにしました。まだご覧になっていない方はこちらのリンクからご覧下さい。