ピックアップのワックスポッティング

巻き上がったコイルを溶けたロウに漬け込んでコイルを固定します。 コイルが動いてしまうと、ハウリングの原因になります。

ギターのフィードバックとハウリングは違う現象で、ハウリングはプレイヤーが弦を触っても止まりません。

ワックスポッティング

次は絶対切らないように、ハトメ付近に後からロウを足しておきました。

多めにロウをもっておいた

これでばっちりだと思います。


断線したJBのリアピックアップを修理する

リアピックアップが断線してしまったそうです。

断線したピックアップ

ちょっとほどくだけで直せないかと期待したのですが、表面が10本くらい切れていて、巻き始めも切れてなくなっているので、巻き直ししか方法がなさそうです。

断線部分

コイルは思い切ってカットして除去します。

コイルは解体

コイルのハウリング止めにワックスポッティングされているのですが、それが残っているとコイルを巻くときに引っかかるので、温めて掃除します。

ボビンに付いたワックスを掃除する

以前、フロントが切れたときにも私が巻き直しを担当したのですが、その時にリアを計測したデータが残っていました。 7.8kΩだったようです。 直流抵抗はあくまでも参考にしかなりませんが、近い数値まで巻いていきましょう。

コイルを巻く

実際には多めに巻いておいて計測しながらほどいていくわけですが。


Birdcageオリジナルプリアンプの基板を作る

Birdcageオリジナルプリアンプは完全に手作りなので、基板はこういう穴あき感光基板を使って作っています。

感光基板を現像液に漬けるとパターンだけが残って他の部分のレジストが溶けます。

感光基板の現像

これをエッチング液につけて銅を溶かします。

感光基板のエッチング

これを切り分けてプリアンプを作ります。