ピックガードのレリック加工【フェンダーメキシコJBの修理-7】

ピックガードをリアルセルロイドピックガードに交換することになりました。 レリックバージョンもラインナップされているのですが、そこは自分で軽めにコントロールして加工したいのでプレーンの方を仕入れました。

リアルセルロイドピックガード

このガードを使うときに加工したくなるのがエッジの角度です。 45°になっているのですが、これをもっととがらせた方がそれっぽくなります。 45°のままだとこんな感じ。

オリジナルのままの角の先

コントロールパネルとのさかいめは切りっぱなしになっています。ここもパネルと同じ高さまで45°くらいに落としていきます。

コントロールパネルとのさかいめ

スクレーパーで手加工します。

削り込む

全体を加工してから#240~#1000まで紙やすりで研磨して、コンパウンドで磨いたところがこちらです。

加工済みリアルセルロイドピックガード

写真では微妙な違いですが肉眼で見ると大きな違いです。 未加工のPBと並べるとこれくらいの差ですね。

比較

ふちの汚れやすいところを適度に汚すとさらにかっこよくなります。次回は楽器に登載していきましょう。

 

 


いろいろな基板の製作をまとめて進めました

基板の製作をまとめて4個進めています。 これは去年も作ったアコースティックベースのバッファ&ミキサーですね。オリジナルではピエゾ&イコライザーが付いているのですが、そこにマグネティック・ピックアップを追加して、それをバッファしたあとでミックスするという基板です。

アップライト・ベースにも使えそうな回路ですね。今後に期待です(笑)

バッファー&ミキサー回路

アップライト・ベースのピエゾ出力をブーストして欲しいというご要望にあわせて、いわゆる『マイクロアンプ』の回路を組んでいます。

BUMP OF CHICKENのローディをさせていただいていたときに、藤原さんの足下にブースターが必要になったことがあって、その時は最終的にホンダサウンドワークスさんのものになったのですが、何かあったときのための予備でボチボチと作りかけていたのがこの基板です。 ケースに入れる予定の形だったので今回、余分な外周をカットして使おうと思っています。

マイクロアンプ回路はピエゾ出力を受けることを前提に設計されていて、入力インピーダンスが高いのが特徴です。電源周りのコンデンサを追加するために基板パターンを一部かえてあるようです。 自分で作っておいて忘れていますのでもう一度確認しなければいけませんね。

マイクロアンプ基板とミキサー基板

Birdcageオリジナル・ハンドメイド・プリアンプを2機種アウトボード化したものを製作するので、そのための基板を製作しました。

BCP-3とBCP-2M基板の製作

完成して音だしチェックを済ませたあと、絶縁をかねて塗装します。 絶縁材、カラー、ウレタン・ニス・コーティングと缶スプレーを使用した工程が続くので塗装ブースを使います。

ベースのボディ塗装用に2号機を作ったのですが、作業窓を広くしすぎて、吹き返しがもれてくることが分かったので2号機は解体して早速3号機のDIYに入ります。 初号機は初号機でこういった用途に使いやすいのでこれからも使おうと思っています。

塗装ブース初号機

このプリアンプを作るときは全ての缶スプレーを、写真のブース内に転がっているノズルで吹いています。塗料が広がらないのでプリアンプを吹くのぴったりなのです。 もとは確かハヤコートに付いていたものだったような・・・。 ノズルがつまると困るので、使い終わったらKUREのブレーキクリーナーにこのノズルを付けて噴射→写真左の容器に入ったシンナーにつけ込んで掃除します。

着色完了

明日からはケースに組み込みですね。 とっても音作りがお上手なお客さまからのご注文なので、完成したあとどんなふうに使ってもらえるのかとても楽しみです。