ペグの取り付け【テレキャスターベースの改造-4】

ネジ穴を全てあけなおしました。 とても良い感じに取り付けられました。

全部のペグがスムーズに回るようになったのでできあがりは満足です。

ペグの取り付け

グルグル回っていたストラップピンのネジ穴をあけなおしました。同じ位置にあけました。

ストラップピンネジ穴をあけ直す

弦を張りました。 ネックが落ち着いたら細かいセッティングをしていきます。

弦を張ってみる


ジャズベースのボリュームを絞ってもシールドから混入する外来電磁ノイズはゼロにならない件

通常のボリュームの使い方ではピックアップのホット信号が3番端子から入って2番端子から出て行きます。

通常のボリューム配線

ジャズベースに限っては2番端子から入って3番端子から出て行きます。

これについて今回は詳しくは書きませんが、ふたつあるボリュームのどちらかを絞っても反対側の音が出続けるようにするための工夫なのです。 レスポールはその逆で、セレクタースイッチがセンターの状態で、どちらかのボリュームを絞りきると両方のピックアップの音が出なくなってしまいます。

ジャズベのボリューム配線

で、通常のボリュームを絞りきったところがこちら。 吹き出しで描いた雷マークはシールドから入ってくる外来ノイズです。 でもこのノイズはボリュームをゼロにしているときはアースとの間が0Ω(ショート)になっているのでノイズの音量もゼロになります。

ライブ中、曲間のMCでボリュームを絞っておけばアンプからのノイズはほぼ出ず、静かになります。

通常のボリュームを絞ったところ

しかしポットの2番と3番を逆に使う配線の場合、ボリュームを絞っても外来ノイズ信号とアースの間には例えば250kΩのポットを使っていたら250kΩそのまま残ることになります。

ボリュームを絞ってもシールドに入ってきたノイズはアンプで増幅されて鳴り続けることになります。

ジャズベ配線ボリュームを絞ったところ

実際のジャズベ配線ではトーンを含めて3個の250kΩポットが使われていますからアンプの1MΩを含めた4要素の並列合成値がノイズ信号を受け止める入力インピーダンスになると思われます。

実際のジャズベ配線のインピーダンス関係

回路図が読めない人もザックリと「ジャズベースはボリュームを絞ってもシールドケーブルに混入してくる外来電磁ノイズが消えない」とだけ覚えておいて下さい。

ジャズベースのボリュームを絞ってノイズを消したい場合は、良くある2ボリューム方式ではなく、バランサーポットとマスターボリュームにして、マスターの方を通常のボリュームポットの使い方にしておけばマスターを絞ることでノイズを消すことができます。 ただし、並列合成される要素が増えるので少し音が変わる(柔らかくなる方向に)ことが考えられます。

私の古巣のラムトリックカンパニーでsonicブランドから販売している「フルアップボリューム」の場合も考えてみました。 フルアップボリュームも絞るとノーマルポットと同じなので、ボリュームを絞ったときのジャズベース配線の外来ノイズレベルはノーマルポットと同じレベルであると思われます。