牛骨サドルの改造

1弦側だけ弦高が低い楽器があって、しかもサドルが大きく、牛骨材が手元にないため、サドルの下に入れるスペーサーを作りました。

まず薄板を切りだします。 1弦側が厚く6弦側が薄いというテーパーを付ける必要があるのでこのサイズが1枚とハーフサイズが1枚です。

薄板を切り出す

両面テープで固定してから削って形を整えました。

薄板を成形

なにやらすごく上手く作れたような気がします。 急ぎの修理だったので応急処置のつもりでしたが、音が悪くならないならこういう修理方法もあり得ますね。 引き出しとして持っておいて良い技術です。


シャケ

グリルって青い火と赤い鉄板の色合いがカッコいいなと思ってつい写真を撮りました(笑)

塩鮭

鮭、具だくさんのお味噌汁、炊きたてのご飯ってごちそうですね。


ナット溝の日

今日はナット溝を切って楽器を調整するものが重なって、ずっと牛骨を削っていました。

ナット溝

ナット溝

3本も仕上げたのに、わけあって写真をブログに載せられる楽器がないのでこうなりました(笑)

 


今日の作業

掲載できない楽器の修理を進めたので楽器の写真がありません。

すり合わせ前

すごくフレットが減っているギターです。 打ち替えてもいいころですが、今回はすり合わせで対応しました。

一番減っているフレット

すり合わせるのは良いのですが、丸めるのが大変です。

フレットクラウンファイル

丸めてから一度弦を張ってみてチェック。 この状態で少しハイポジションを削り足しました。

精密なすり合わせ

ナットを外します。 木工用接着剤だったので暖めてみました。

ナットを外す

ナットを削り出します。

ナットを作る

実は今日3本の楽器にナットを付けました。

ナット接着祭り

明日は弦溝を切りましょう。


フレットの最終調整【PBの組み込み-31】

フレットを大まかにすり合わせて弦を張ってありました。 少し順反ったのでトラスロッドを締めます。

少し順反った

ほぼほぼ真っ直ぐなのですが、5フレット付近にわずかな山があって、12フレット付近に谷があります。 弦を張った状態ですり合わせて微調整します。 今回は、私がボディ&ネック手配する時にいつもお願いするヤマ楽器製のものではないので、微妙にですが勝手が違います。

すり合わせを微調整

フレットを仕上げます。

フレットを仕上げる

フレットがピカピカになりました。

ピカピカになった

ストラップピンが届いたら完成ですね。 あとフィンガーレストも取り付けます。 ミントグリーンのピックガード材から切り出す方向になりそうです。