45~105の弦ではネックが少しずつ順反ってくるので40~100にゲージを落としました。
これで様子を見ましょう。 もともと長い間40~95の弦を張ってあったようなのでこの弦なら大丈夫だと思います。
ファイヤーバードタイプのギターです。
弦高が高いです。
板バネのビブラートは外されてトレモロが付いています。 予算が合えばトレモロを外せないかという話もあります。
ギブソンのカバーが付いていますが、ギターそのものはおそらくフェルナンデスなのではないかとのことです。
トラスロッドはパイプレンチで3回くらい回すと固くなります。 その範囲では1弦側の順反りが残りつつ、ハイポジションの順反りも残ります。 ヒーター修正とフレットのすり合わせはした方が良いですね。 このロックナットは作業しにくいので一旦外します。
牛骨ナットの弦溝が低くなっているのでナットは交換です。 そのためにもすり合わせはした方が良いですね。
ブッシュが浮いているのが気になります。 修正してみてペグの取りつけが合っているか確かめましょう。 取り付け位置のせいで浮いている場合はそちらを先に直す必要があります。
スイッチはネック、ミドルとブリッジのミックス、ブリッジという配列のようです。 ネックピックアップの音が不安定なのでスイッチを磨いた方が良いかもしれません。
ブリッジボリュームとトーン、ネックボリュームとトーンという並びのようです。
弦を外してロッドを緩めた状態でかなり順反りが残っています。 ヒーターで直るといいですね。
まずはヒーターしてから考えましょう。
フレットはほぼ新品のまま残っているのかも知れませんが、浮いているのが気になります。
ヒーター修正後にたたき延べてからすり合わせすることになると思います。