研磨【64JBのネック修理-32】

塗装を研磨していきましょう。

研磨

あまりたくさん剥がさないことになっているので、元から打コンが付いていて凹んでいるところや、ホコリが入ったところなどをレリック加工していきましょう。

研磨


全体のチェック【ファイヤーバードタイプのネック修理-1】

ファイヤーバードタイプのギターです。

ファイヤーバード

弦高が高いです。

ネックが反っている

板バネのビブラートは外されてトレモロが付いています。 予算が合えばトレモロを外せないかという話もあります。

トレモロ

ギブソンのカバーが付いていますが、ギターそのものはおそらくフェルナンデスなのではないかとのことです。

ヘッド部

トラスロッドはパイプレンチで3回くらい回すと固くなります。 その範囲では1弦側の順反りが残りつつ、ハイポジションの順反りも残ります。 ヒーター修正とフレットのすり合わせはした方が良いですね。 このロックナットは作業しにくいので一旦外します。

牛骨ナットの弦溝が低くなっているのでナットは交換です。 そのためにもすり合わせはした方が良いですね。

トラスロッドナット

ブッシュが浮いているのが気になります。 修正してみてペグの取りつけが合っているか確かめましょう。 取り付け位置のせいで浮いている場合はそちらを先に直す必要があります。

ブッシュ浮き

スイッチはネック、ミドルとブリッジのミックス、ブリッジという配列のようです。 ネックピックアップの音が不安定なのでスイッチを磨いた方が良いかもしれません。

スイッチの機構

ブリッジボリュームとトーン、ネックボリュームとトーンという並びのようです。

コントロール部

弦を外してロッドを緩めた状態でかなり順反りが残っています。 ヒーターで直るといいですね。

ネックが反っている

まずはヒーターしてから考えましょう。

ヒーターから

フレットはほぼ新品のまま残っているのかも知れませんが、浮いているのが気になります。

フレット浮き

ヒーター修正後にたたき延べてからすり合わせすることになると思います。