断線が疑われるシールドケーブル

プラグを触ると音が出たり出なかったりするというシールドケーブルです。

断線?しているケーブル

絶縁部分の輪っかがなくなっていますね。

絶縁リングがない

これによって押しつけられなくなった部分がクルクル回ってしまっています。 ストレートの方は交換しなくてはいけませんね。

隙間が空いて回る

新品に交換しつつ10cmくらいカットして配線をし直します。

プラグの交換

こんな感じ。

交換した

一応これで直っていますが反対側もついでに10cmくらいカットしておこうかと思います。 同時にお預かりしているパッチケーブルは症状が出ません。 パッチケーブルはカットしたら電線がなくなってしまいますね。

個人的にパッチケーブルやヘッドホンの延長ケーブルを作りたいのもあるので、ついでに1mだけ8412を買ってきても良いかもしれません。 一度秋葉原に行ってきます。


配線【TNB-110SPLのピックアップ交換-4】

ポットを分解洗浄しました。 フロントボリュームはスイッチ付きポットでシリーズパラレル切り替えできるようにするので2個だけ掃除しました。

ポットの分解清掃

コンデンサは足をカットせずに絶縁してあります。

コントロールアッセンブリの製作

メーカーの違うピックアップを取り付けるので、それぞれのピックアップの位相をチェックします。

ピックアップの位相チェック

このリアピックアップはコイルがスタックになっていてノイズキャンセルする構造なせいか、片方のコイルから逆相の信号が少しだけでているようで、取説がなかったら片方のコイルを逆につないでしまいそうでした。 

これならシリーズパラレル切り替えみたいなオプションは無いはずなので、メーカーで配線を済ませて1芯シールド線で出力しておいてくれても良いような気がしました。

ピックアップの位相チェック

ジャックが錆びているのでPURETONEのジャックに交換します。

ジャックをPURETONEに交換する

ジャック周りの下準備です。

配線の下準備

リアピックアップのクッションは付属していた物に交換します。

クッションを交換した

新しい配線はこんな感じにしました。

配線のオーバーホール

ピックアップカバーがボディに向かって末広がりになっているので、表から見たらピックガードに当たらなさそうですが、取り付けてみると持ち上がってしまいます。

ピックガードが当たっている

裏側を拡げました。 表からは今まで通りになっています。

見えないところを斜めに削った

弦交換したらサドルの位置は正常な位置にそろいました。

オクターブ調整

リテーナーは緩んでいるだけだったので締め込んでおきました。

リテーナーを増し締めした

トラスロッドを少し締めたので数日様子を見て、特にネックが動かなければお返しできそうです。

完成

このベースは手元で適度にトーンを絞る音作りが楽しいです。 せっかく格好いいオイルコンを付けてあるので活用できて良いですね。 


キャビティのルーティング【TNB-110SPLのピックアップ交換-3】

テンプレートを貼り付けました。

テンプレートを取り付けた

出力線と干渉している部分を掘ります。

ルーティング

整えて・・・

掘ったところ

これで入りました。

はまりそう

位置を確認しましょう。

位置の確認

4弦側にもう少し動かしたいです。

微妙に当たっている

1mm拡げるために用意しているベアリングビットを使います。 あえてベアリングと刃の径を1mmずらしてあります。

1mm拡げるために作ったビット

キャビティ自体をテンプレートに拡げて・・・

1mm拡げた

普通のベアリングビットで底の方も拡げます。 このビットはそのうち、軸をベアリングで埋め尽くしたいと思っています。

ベアリングビット

底の方まで拡がりました。

底まで拡がった

位置が決まりました。

取り付け位置が決まった

ネジ穴をあけます。

ネジ穴の加工