国産使用ピックアップに交換したい【o+asis(otasis)のNaridy Bellさんの本国仕様BURNSのメンテナンス-10】

ピックアップカバーを外してみたいのでピックガードを外しました。

ピックガードを外した

カバーを取ってみます。 ポールピースのように見えていた黒いものは樹脂シートでした。

カバーを外してみる

音叉を使ってどこからどこまで音が出るか調べます。 マグネットに鉄製のものを置いて磁界を拡げた場合には、全体の音量は少し下がりますがコイルの端から端まで音が出るようになります。 日本仕様のベースからピックアップを移植できない場合はこういう改造を考えましょう。

音叉で音量を調べる

内寸を測りました。 国内仕様ベースからピックアップを移植しても、このカバーを使うことができそうな気がします。

内寸

ちなみに中国製のコピーピックアップとして流通しているものがこれと全く同じではないかということが、オーナー様の調べで分かりました。 最悪の場合、改造中に壊してしまってもリカバリーが効くという意味では良いことです。

内寸

と言っていたら、国内仕様ピックガードを外して持ってきてもらえました。 結構ボディサイズが違いますね。 これを並べて見比べることができる機会はめったにありませんね。

2種類並べてみる

英国仕様PUは磁界が狭いですが・・・

英国仕様PU

国内仕様の方は広いです。 こっちは実際にライブでも弾いて良い音がしていたということなのでこのピックアップを移植する方向で進めていきましょう。

日本仕様PU

キャビティの大きさはかなりギリギリで、あちこち引っかかりそうです。

キャビティはギリギリ入らなさそう

トリマーのベアリングビットを使って、ベアリングと刃の間に1mm差を付けてあげることで、全体を1mm掘り広げればスポッと入りそうな気がします。

国産仕様ピックアップの細かい寸法を見ていきましょう。


音を出してみる【Kiihlの5弦フレットレスベースの改造-4】

電池ボックスはこっち↓側が回路につながっているようです。

電池ボックス

音出ししてみます。 マグネティックピックアップもピエゾピックアップも正常に動作しています。 ただ、このミニスイッチにはミックスポジションがありません。 位相が合っているのかが分かりません。

スイッチにミックスポジションがない

一部、スイッチの端子をショートさせて、マグネティックピックアップのみとミックスが出るようにしてみました。

ショートさせてみた

双方の出力インピーダンスが違いすぎて、ミックスするとマグネティックピックアップの音がほとんど消えてしまいます。 なので位相が合っているのかどうかはまだ分かりません。

おそらくマグネティックピックアップ側から見た時に、ピエゾピックアップについているプリアンプの出力インピーダンスが、アンプの入力インピーダンスに並列に入ることで・・・

ミックスすると・・・

ボリュームが絞られてしまうからだと思います。

インピーダンスの違い

プリアンプの出力にマグネティックピックアップの起電力が吸収されていると言い換えるとイメージが付きやすいかも知れません。

ちなみにチューニングしてみた結果、ネックのコンディションはそんなに悪いところはなさそうに見えます。

ネックコンディションは悪くない


アルミシートを貼りなど【Burnyのレスポールジュニアタイプのチューンナップ-6】

裏蓋にアルミシートを貼ります。

アルミシートを貼る

こんな感じになりました。

アルミシートを貼る

ブリッジは、モントルーのcustom wrap around bridge Nickelと、Metric studs set for Montreux custom wrap around bridge Nickel (2)のセットで大丈夫そうです。

モントルー製バダスタイプブリッジ

金属製のジャックプレートを取り付けました。

ジャックプレートを取り付けた