全体のチェックから【ワーウィックの5弦フレットレスのネック修理-1】

ワーウィックの5弦フレットレスベースです。

ワーウィックの5弦フレットレスベース

もともとフレッテッドだったようですね。樹脂か何かで埋めてあるのでしょうか? 埋まりきっていないところと、指板材が痩せて出っ張っているところがあります。 ビリつく原因にもなっています。 埋め直して指板研磨したいです。

トラスロッドはおそらくツーウェイが入っていてパイプレンチで7回くらい締め込むと多少のハイ起きが残りつつローポジションは真っ直ぐに近くなる感じです。 少し負担が大きすぎる気がするのでヒーター修正から試してみます。

埋めたところ

ナットの表面にヤスリの傷が残っていてワイルドですね。

ナット表面のヤスリ傷

弦を外してみました。 1・3弦の弦溝に穴があります。 初めて見たのですが、こうするとメリットがあるとかいう流派があったりするのでしょうか?

ナット溝に穴がある

もしかして樹脂ナットにありがちなモールドの穴↓があって、フレットレス加工してナット溝を下げたら穴が出てきてしまったのでしょうか。 だとしたらブラックタスクの大きいサイズのものに交換してもいいかもしれません。

この穴か?

ペグが緩いのでロックナットを締め込もうとすると動きます。 引きずったような跡がありますね。

引きずった跡がある

こういう感じになっています↓

引きずった跡がある

ペグが細くて

ポストの径

穴が広いから

ポストの径

隙間ができて動いているようです。 チューニングを安定させるためにも、穴の3~4方向に0.5mmくらいの薄板を貼って穴の中央にペグを取り付けられるようにして、ネジ穴も直した方が良いと思います。 ネジ穴がグニャグニャ押し広げられているようです。

隙間

 

この楽器の修理の記録はこちらからまとめてご覧頂けます。


フレットを打つ【グレコのレスポールスタンダードタイプのフレット交換-5】

フレットを打ちました。

フレットを打った

最終フレットから2フレットは急に指板が削り落とされているのでつじつまを合わせるのが難しいです。

指板のエンド部

フレットのサイドを整えます。

フレットサイドをそろえる

フレットの頂点がそろっているかの確認を兼ねて大まかにフレットのすり合わせをします。

大まかにすり合わせる


指板の仕上げとフレットの準備【グレコのレスポールスタンダードタイプのフレット交換-4】

弦を張った状態で楽器を抱えてもう少し指板の研磨を追い込みます。 弦の張力とトラスロッドの力と重力がかかった状態で直線になっているか確かめていきます。

指板の直線性を追い込む

指板を研磨して仕上げました。

指板研磨が完了

フレットをカットして準備します。 バインディングの上に乗り上げる部分はタングをカットして削って仕上げてあります。

フレットの準備

フレットを指板に合わせて曲げていきます。 ジェスカーの元々のRと指板のRが近いので、フレットが太い割には比較的楽に終わりました。

指板に合わせて曲げる