いろいろ調べた【フェンダーバードのネックジョイント位置変更-1】

以前にもお預かりしているエピフォンのサンダーバードにジャズベースのネックが付いているフェンダーバードです。

フェンダーバード

ジャズベになれている人が構えると、少し1フレットが遠く感じるのです。 15mmくらいジョイントの位置をボディエンド側へずらせないかというのが今回のテーマです。

ネックジョイントを動かす

スケールが決まっているのでブリッジもエンド側へ一緒にズレますね。

ブリッジもリア側へ

ジョイント部分を外してみました。 前に加工した人はフラットに掘りつつ、シムを入れて対応していたようです。 シムは私が作り直していますね。

ジョイント部

掘ってあるところにストレートエッジをあてると、塗装がうっすら載っている元の掘り込みとのあいだに隙間ができます。

平らに掘られている

まだちょっと分かりませんけれど、おそらくこのシムのラインをかすめるようなイメージで掘れば良いような気がします。

横から見たところ

図ほど極端な角度ではないのでブリッジが上がりすぎることはないと思います。


音出しチェック用のピックアップ

ストラトの特殊配線を作ったときの音出しチェックに使っているピックアップです。 アノダイズドのピックガードが出てきたので載せ替えておきます。 丈夫そうですし。

音出しチェック用

ダンカンのSSL-1です。 こうやって久しぶりにみてみると6.5kΩkくらいあるわりにコイルの直径がとても小さいですね。

ダンカンのSSL-1

機械でタイトに整列巻きしてあるからなのか、ゲージがそもそも細いのか。 AWG42ゲージで手送りでランダムに巻いたら絶対こうはならないです。 そういうところに手送り式の巻き線機でハンドメイドする面白さがありますね。

 


ネジが届いた

ABボックスを作ることになっているのですが、アクリルと思われる透明な板を表面に取り付けてステッカーなどを下に入れられるようにします。

透明な3mmのネジを買ってあったのですがネジ頭が大きすぎる気がしてきたので2mmを買い直しました。

ネジが届いた

アクリル板も2mmでは厚すぎる気がするので1mmを探します。

2mmは分厚い気がしてきた

見本になるものになるべく似せて作ります。


ストラトのピックアップをまき直してみる

私のストラトにはラ社に勤めていたころの試作PUがそのまま付いていました。 3弦のポールピースを下げてあるのが特徴です。 3弦が巻き弦の時代にデザインされたままの高いポールピースのピックアップに今時のプレーン3弦を張ると、どれだけフロントピックアップを下げても磁力に引っ張られてワンワンとうなりが止まらないのです。

ただ、それを含めてギタリストは演奏しているので、この仕様に変更したピックアップの音を楽器店の店員さんに聞いてもらったら「ギターボーカルは使いやすそうだけれど、ソロを弾く人はすごく違和感を感じる」と言われました。 それは確かにそうだと思いますね。

外したピックアップ

’60s風な設計で、フロントは8300ターンとかで、リアは9000ターンを越えるくらい巻いてあります。 フロントは6弦がややぼやけて1弦の高い音が拾いきれないのですごく斜めになって下がっていましたし、9000以上巻いてもやっぱりストラトのリアは耳が痛い音がします。 いろいろ試してみたくなったので巻き直してみます。

コイルを取り除いた

フロントピックアップからはタップ線を出します。 ターン数を下げたピックアップを勧めているyoutubeチャンネルさんがあって、先方のSEOに便乗したりサジェストを汚染してはいけませんから名前を出しませんがみんな大好きなあのリペア屋さんのあれです。

タップ線を出す

ターン数にリスペクトを込めておきました。

ターン数

ちなみにセンターは2000だけ巻いて7000のリアと直列に入れます。 リアハムは見た目が好きではないし、音もシングルよりにしたいのでトータルは9000になっていてビンテージ風ハムバッカーくらいありつつ、巻き数はリアによっています。

センターは2000t

フロントはトータルで7000まで巻きました。 もともと8300くらいだったのを減らしたのですごくスッキリしました。 セッティングも1弦側と6弦側でフラットになったので気に入っている証拠だと思います。

もともとストラトが設計されたときは7000ターンだったはずですが、巻いてみるとボビンに対してすごくちょうどいい感じがします。リア用に9300とか巻くとカバーに引っかかりそうで危なっかしいくらいです。

フロントのタップ線は本当に面白いです。 良いアンプを所有している人でカッティングする人は一生弾いていられるのではないでしょうか。 人間の耳が敏感な数千Hzを越えたもっと上にエッジが伸びているので切れ味があるのにきつくない、低音が整理された音という感じでした。 もちろん音量は下がるのでゲインの補正は必要です。 ハーフトーンに比べてタッチがそのまま出るのでアクセントやニュアンスを付けるのが上手い人は大好物だと思います。

試しに2000ターンをフロントの7000に並列で混ぜてみたのですが、こちらは音量が下がりすぎてノイズとの比率が気になりました。 外来ノイズもサーっと高域へ伸びていて、ギターの音域とかぶってくるのでアンプで生演奏なら使えそうですが、ヘッドホンや録音だと環境を選ぶと思います。

フロントのハーフトーンって、人によってはサウンドだけでなくノイズをキャンセルしていることに意味があるのかも知れません。 今回はあえて同巻き同磁極で作りましたが、センターも巻き数をそろえて(場合によっては少なく巻いて)、逆巻き逆磁極にしたほうが個人的には使いやすいと思いました。