フレットの修理が完了しましたのでナットを切っていきましょう。
おおよその完成です。フローティングに調整しましょう。 黒のピックガードに交換して正解ですね。 存在感がすごく増しました。
気に入ってくれたら嬉しいですね。
フェンダーUSAのジャズベースをお預かりしました。 ピックアップをBirdcageオリジナルのハイブリッド・ピックアップに交換します。
ブリッジは裏通しと表通しを選べる仕様になっています。サドルも弦ピッチを選べます。今は20ミリくらいで少し広めになっていますね。 JBは1弦と4弦がポールピース真ん中を通らないのですが、弦ピッチを広めにしたことでそこが合っているように見えますね。
ナットは牛骨風の人工素材になっています。 今回これをついでにオイル漬けのナットに交換します。
ピックアップのポールピースがカバーから飛び出していることが気になるということでしたが、そこはピックアップ交換でお好みのスタイルになりそうです。
弦高を思うように下げられないということなのですが、原因はハイポジションの順反りです。 ヒーター修正で対応しますが、あとあとまた起きてくるのを防止する目的で、ハイフレットを一度抜いてフレット溝の幅調整を行います。 これは最近考案した工法でなかなか手応えがあるのでお勧めしています。 近いうちにサイトの修理メニューにも加わるかもしれません。
ジョイントビスが通る穴が狭いです。 ネックにしっかり力が加わらないだけでなく、ネック側のねじ穴を壊す原因にもなりますので広げます。
ビスが4.2ミリだったので4.5ミリに広げて様子を見てみましょう。
キャビティが現代風なことになっていますね。 配線は今回全体的にオーバーホールしてしまいます。
クッションは流用しますので、キレイに取っておきましょう。 粘着面にホコリが付かないようにマスキングテープで保護しました。
アースラグが打ってあって導電塗料が塗られている形跡があります。 シールを剥がしたところで計測してみましょう。
10ミリ離れたところで820Ωもあってかなり抵抗値が高めです。 塗ってはあるけれどもとても薄く、効果が期待できません。 しかもブリッジ側ピックアップには塗られていないという仕様のようです。
キャビティを掃除して全体的に2度塗りすることにしました。
導電塗料は乾くと導通します。 しっかり乾かして抵抗値を再計測しましょう。
ではまた明日。
まずは粗加工したナットを取り付けていきましょう。
通常このギターのナット取り付け部の底は指板トップと同じRが付いているのですが、以前ナット交換をしたリペアマンさんによって平らに加工し直されています。
おそらくギタークラフト科の課題でナット交換をしたときにRを崩してしまっていて、リペアマンさんも苦肉の策でこうしたのでないでしょうか。 とは言え両サイドに少しだけR部が残ってしまっているので改めてきっちり平らにし直しましょう。
ひとつひとつクラフト科の同級生との作業風景を思い出しながら作業するので、このギターを修理しているとなんだかとっても懐かしい気持ちになります(笑)
大まかに加工した牛骨を取り付けました。 フレットが結構浮いていて、こちらの修正もしなくてはいけませんね。
溝が緩くなってしまっているので端浮きや中央部の片側浮きが気になります。 浮いているまま固定されているならまだしも、押さえるたびにフカフカと上下するのはさすがにそのままにしておかないほうがいいですね。
本気を出して直し始めると完全にリフレット作業になってしまいます。 圧入しながら接着剤を流し込むタイプの補修で済ませます。
フレット溝をノコで深く切りすぎています。 隙間が空いていて触り心地が良くありません。 自分で作業するときには気をつければいい話なので埋めるためのローズパテなどは用意していません。今回はアクリレート系接着剤を流し込んで仕上げましょう。
今回のようにもとから溝が深い場合があるので色の良いパテも持っておいた方が良いかもしれませんね。
フレットのすり合わせをします。 浮いたまますり合わせられたフレットは、押し込み直すことで当然その分低くなっていますので合わせる必要が出てきます。
フレットをピカピカに仕上げたところがこちらです。
弦を張っていない状態でハイポジションでほんの少しだけうっすら逆反っているという、なかなか期待の持てるネック・コンディションなのは、このギターの持ち主がクラフト科卒業後に野澤先生のところへ修業に通っていたときに面倒を見てもらったからなのかもしれませんね。 良いコンディションのギターに仕上がりそうです。
フレットが気になりすぎて今日はナットを加工するところまでいきませんでした。 また明日ですね。
Birdcageでは60年代風と70年代風のJBサウンドの両方を出力できるハイブリッドなJBピックアップを製作しています。
このピックアップはコイルが2層に巻かれています。 内側のコイルは70年代を意識してフォームバー皮膜線を使用しています。 その外側に60年代風をイメージしてエナメル皮膜線のコイルを追加してあります。
60年代のファットなミドルと70年代の抜け感のある倍音を自在に使い分けることができます。 ’60sのブリッジで指弾き、’70sの両側フルでスラップといったような奏法との組み合わせも考えると、またさらなるサウンドの広がりがあります。
出力を2種類取り出すために、出力線が3本になっています。
キレイに取り回せるようにこういう感じでよってあります。
コイルは手送りの巻き取り機を使って、ひとつひとつ丁寧にランダムに巻いてあります。
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