もう一度ヒーター修正しましょう。 今度はネックの背面も白熱球を使って温めます。
今回はシムの厚みを増やして、クランプでしっかり締め込んでいきます。
スタッドを取り付けてみます。 うちのお客さんが金属加工屋さんに特注したバダス用スタッドです。 ひとセット分けてもらいました。
弦高があまりにも高くなりすぎないかだけ確認するために、まずは仮の弦を張ってみましょう。
弦高が高すぎてどうにもならないということにはならなさそうです。
ブリッジの位置が動かないようにするためのナットを追加します。 本物のバダスは4mmが合うようです。 違うものもありそうですけれど。
チタンサドルに交換しました。 特に大きな加工無しに取り付けられました。 普通のPR-02ではなくてM3ネジ用になっているものを使いました。
フレットをクリーニングしておきます。
取り付け位置を大まかに調べておきます。
弦溝の位置を決めていきます。
弦溝を作りました。
弦を張ってみます。 12フレット1弦側が一番下げて1.4mmくらいになりました。 いつもよりは高いですが、フェンダーくらい丸い指板Rの時はこのくらいの設定にするので、高くて弾けないというような問題はないでしょう。
ネックのハイポジションに少し順反りがあるので、フレットを打ち替えるタイミングで修正すればもうちょっと弦高が下げられそうです。 このギターのコンセプトなら#55090に交換すると思われますが、今よりフレットが高くなることでも弦高が下がります。
また、スタッドの下側をボディに落とし込んでブリッジがべたつけになるような加工もできないわけではありません。 ブリッジ交換のためにボディトップをトリマー加工するのはちょっと大がかりすぎますが。
ストラップピンを交換するのでネジ穴を埋めておきます。
ナットが剥がれていて弦が張れないので接着します。 ここは完成前にブラスナットに交換します。
トラスロッドナットを掃除してトルク調整剤を塗りました。 180°くらい回したら手応えが硬くなります。
6フレット辺りにトラスロッドが効きます。 これがハイ起きの原因のひとつです。
ジャック部分の裏パネルを開けました。 アースの配線をするために曲げたスリーブ端子同士をハンダ付けしてあります。 取り付けが反対になっているので・・・
紫の線がリング端子に接触しかかっています。 この端子はモノラルプラグを差し込むとスリーブ端子とショートしてアースにつながってしまいます。 紙1枚くらいの隙間しかないので、指で押すと音が出なくなりました。 今までよく音が出ていましたね。
トラスロッドを限界まで締め込んだ状態で0~10フレットまでがわずかな順反り、そこからハイフレットはしっかり順反りになっています。 限界まで締めずに真っ直ぐになって欲しいものです。
ヒーター修正するしかないのですが、このポジションマークが溶けたり膨らんだりしないか気になります。 トラブルがあったときにほぼリカバーできません。
コントロール部分を開けてみました。 モントルーのオイルコンデンサが出てきました。 改造されていますね。 改造時に間違った配線がされていないか気を付けて調べましょう。
ネジとバネとコンデンサがケースに入っていました。 これも参考にしましょう。
一度開けると締まらないくらい配線がゴチャッとしています。 ポットはそのままボリュームとトーンの機能を入れ替えるついでにもう少しシンプルにしたいです。
PBタイプのピックアップにはポールピースが7つあります。 ハンダ付けがむき出しの基板になっているのでバネではなくてゴムチューブにしてあるようですね。
ディープジョイントになっているのは分かっていましたが、アルミ製の延長部分が付いているのはビックリしますね。
導電塗料はもう一回塗り重ねた方が良さそうです。
ジョイントネジにはネジロックが付いていました。 外すことを想定していないようです。 ハイ起きしてヒーター修正が必要なので、ボディ側のリスクを減らすために外します。
アルミの下にシムが入っています。ここは普通のネックと同じなんですね。 その横に配線が通る狭い通路があるのですが、この部分の導電塗料だけでつながっているようです。 この辺りもしっかり塗り足しましょう。
フロントピックアップの脚のところからアースにつながっているようですが、この狭い部分が各部の導電塗料からアース電位までの共通インピーダンスになってしまうようなら、他の場所からもアースを取っても良いかもしれません。
ブロックを外しました。
ネックを外す想定で作っていないのでバリが出ていて手を切りそうだからです。
バリ取りをして・・・
ネジとネジ穴の中のネジロックを剥がします。 作業が全て終わったら塗り直しましょう。
ヒーター修正します。 ポジションマークが心配なので少し隙間を多く取って長時間じっくり温めて、別のアルミ柱にシムを入れて締め込むことにしました。
締め込むことでネックがたわみ、ヒーターに近くなったマークが溶けるのをさけるために冷たいアルミ柱に締め込み直す方法にしました。