ピックアップの調整【Sonicのスペシャルタイプのメンテナンス-2】

何が原因で音が微妙に違うのか、手がかりを探してピックアップを調べます。 フルアップボリュームが付いているので分解しなくても計測できます。

Sonicに付けたピックアップのフロントから。

抵抗値を計測

リア。

抵抗値を計測

ギブソンのフロント。

抵抗値を計測

リア。  室温が低いので0.2kΩ位低く出ているかも知れませんが、8kΩないくらいに作られているようです。 全く同じですね。

抵抗値を計測

全てNトップ。 ここも同じ。

磁極も同じ

位相を調べます。

位相のチェック

全て同じで右ですね。 たまたまマグネットの着磁の具合がバラ付いているとかその程度かもしれませんね。

位相は同じ

Sonicの方は弦高を下げられるように、ギブソンよりネックの仕込み角を多めにしてあるはずなので、特にリアピックアップの高さに差が出るようです。

仕込み角が違う

ポールピースとの距離を0.1mm単位で似せていくと、かなり音量が近づいてきます。

だんだん似てきた

流石にここまでピックアップを上げるとグラグラしますね。

流石にグラグラする

スプリングとクッションが入っているのですが、クッションが足りないので高さのある物に交換しました。

クッションを交換する

Sonicとしてはピックアップを上げすぎですが、高さ調整ができないギブソンに合わせるとなるとこういう感じにするしかありません。

完成

これでできあがりで良いと思います。

完成

足下でゲインかトーンを半メモリ動かしたら、お客さんからは聞き分けが付かないくらいにはまあまあ似た音にできたと思います。

この「ツマミ半個」みたいな調整になる感じ、ある意味で懐かしいです。


ターボライターを新調した

使い捨てライターをセットするタイプのターボライターを使っていたのですが、毎回同じ感じで壊れます。

缶のガスボンベから詰め替えられるタイプを買ってみました。 使ってみないと耐久性が分かりませんが、なんとなくこっちの方がしっかりしている気がしますね。

ターボライターを新調した

熱収縮チューブを収縮させ放題です。


ピックアップの配線など【Sonicのスペシャルタイプのメンテナンス-1】

Sonicのレスポールスペシャルタイプです。

Sonicのスペシャル

ピックアップをアレコレと試してゲシュタルト崩壊しているそうです。 フロントのカバーが外されていますね。

ピックアップ部

ピックアップの配線はやり直しましょう。

コントロールキャビティ

錆びたポールピースを新品にして欲しいとのことなので交換しました。

ポールピースの入れ替え

シールド線の先をきれいに整えました。

シールド線を整える

配線を戻します。

ピックアップの配線をやり直す

フレットをクリーニングしました。 結構フレットが減っていますがまだビリついてはいないので、弾いていて気になってきたらすり合わせをご提案しましょう。 ネックの反り具合は問題なさそうです。

フレットのクリーニング

弦を張り直しました。 オクターブチューニングが元の弦と違っているので調整し直します。

弦を張った

そもそもが右のギブソンとピックアップの出力が、違うことがピックアップ選びで悩んだ原因だそうです。

音の比較

同じギブソン純正のピックアップに交換しても年代によって違ったりするようですね。

音量を近づけるとギブソンの方に比べてSonicに登載したピックアップの方がファットになってしまいます。 アコギ的な倍音のニュアンスがなくなってたぶん弾いていて面白くないと思います。

音量は欲張らずに適度に弦とピックアップの距離を保っておいて、足下でゲインを稼いだ方がニュアンスは近づくと思うのですが、機材の運用の都合もあると思うので悩ましいところです。