新しい弦に交換したので弦高調整とオクターブ調整をしておきました。
お客さまのセッティングのお好みに合わせてもう少し変えるかも知れないのでまだトレモロを固定するブロックは入れたままにしてあります。 これでセッティングに問題なければネジを締めてブロックを抜けば完成です。
ボリュームにガリノイズが発生していたので、接点剤で改善しておきました。 ナノカーボンを添加した新ブレンドを試していますが、上手に塗れば少量でものすごく良くなります。
これで完成で良いでしょう。
一番怪しいのはBassつまみなのでここのガリノイズを接点剤で改善してみました。 ガリは良くなりましたが症状はあまり変わりません。
相変わらず消費電流が25mAくらい流れています。 ピックアップにどんなアンプが使われているかは分かりませんが、プリアンプ基板上の062は低消費電力なので通常1mAも流れないはずです。
オペアンプの足が錆びています。 見た感じで、電池が液漏れしたことがあるようなので、その名残かも知れません。
うちにあった062に交換してみましたが、やはり症状は変わりませんね。
バッテリースナップの修理をした際にどこか配線が間違っているとか、基板のショートや絶縁、オペアンプソケット、電解コンデンサの劣化、電池を逆につないだときに保護回路が壊れている(ついでに逆電圧がかかって何かが壊れている)、帰還ループ位相補償用のコンデンサがスチロール製で高周波に対応できていない(もしくは等価直列インダクタンスが増える方向で劣化している)・・・。
原因は何でしょうかね? 原因をこれだとハッキリ突き止めるに一度にバラさずにひとつずつ疑っていきたいので順番を考えます。
固着していたノブがようやく外せました。
基板を浮かせた状態で音出ししてみたいので、本来の組み立て手順ではないような気がしますがジャック周りの配線を外していきます。
基板が外れました。
電池の液漏れがあったせいかもしれませんが、銅箔テープやロックワッシャーが結構錆びています。 交換してもいいかもしれません。 特に銅箔テープは浮いてくると基板のパターンとショートしそうなので、新しい物に変えるか導電塗料を塗るか、オーナー様に相談しましょう。
基板パターンに電池の液体がかかったのか、パターンも錆びています。導通を確かめましょう。
バッテリーホルダーと以前の修理で付けられたバッテリースナップの組み合わせがショート事故を引き起こしそうなので新しい物に変えたいのですが、ハンダを外せば交換できそうです。
このツマミを絞ると一時的に音が出ます。 このポットの洗浄から試したいですね。
回路図ではここになります↓ BASSツマミのようです。
オペアンプソケットも錆びているので交換するかも知れません。
電源と出力に電解コンデンサが3カ所使われています。 こういうところもよく劣化が疑われますが、パソコンの電源部分みたいに常に高熱になるところの電解コンデンサの寿命が短い一方で、今回のような弱電系の電解コンデンサは意外と長生きなので、今回の原因ではないような気がしています。