導電塗料の塗布【78年製テレキャスターのチューンナップ22】

キャビティの中に入ったコンパウンドやシール類を取り除きます。 木工加工でチップしているところも導電塗料を塗った後にキャビティ内で剥がれると問題になるので整えておきます。

キャビティを清掃する

導電塗料を塗っていきます。

導電塗料を塗る

乾いたらもう1回重ね塗りします。


基板を外してみる【音が割れるGodinベース-3】

イコライザー基板を外してみます。 ロックワッシャーが1枚足りません。 たまたまワッシャーが入らない位置に基板が来たからだと思いますが、基板に紛れ込んでショートさせていないか一応確認します。

ロックワッシャーが足りない

よく見ましたけれど、ワッシャーが紛れ込んでいるパターンではなさそうです。

ワッシャーは発見されず

ジャックの基板のハンダ付けが1カ所剥がれています。 亀裂が入っていたところを今回分解したときに割れたのでしょうか? それともこれが原因で音が出なくなったのでしょうか?

外れているところがある

ジャックの方の基板にアルファベットが振られています。

ABCDEと書いてある

ボリュームの基板につながっています。 こっちにもアルファベットが振られています。

こっちにもABC・・・と書いてある

ボディにハンダが飛ばないように養生して作業します。

養生した

ハンダ付けは戻せました。

配線を戻した

外していたバッテリーボックスも戻します。

バッテリースナップを戻す

状況は変わりません。 ジャックにプラグを差さなくても電流が漏れています。 プラグをあちこち差し替えたときの切り分けも全く同じ動作をしています。

おそらくハンダにひび割れが起こっていて、ジャックを引っ張り出したときにはがれたのでしょう。

やっぱり電流が漏れている

おそらくですが、このジャック側に付いている基板が、プラグの挿し方によって動作を切り替える仕掛けになっているはずで、そのスイッチ切り替えがおかしくなっているのではないでしょうか? あるいはピエゾピックアップが死んでいる可能性もありますが、だとしても電池から電流が漏れ続けているのもおかしいです。

ここの基板が状況を切り分けられていないのでは?

輸入元による基板交換をしなくても直ればラッキーという期待でお持ち頂いたのですが、正にメーカーによる基板交換が必要な状況であるということが分かっただけのような気がします。

表面実装の両面基板なので部品が何をやっているのかを追いかけることができません もう少し考えてみて特にできることがなさそうならお返ししましょう。


ご要望の整理【グレコJBタイプのネジ穴補修-1】

グレコのJBタイプです。 メンテナンス&クリーニングしていたら、ダメになっているネジ穴がたくさん発見されたようです。

グレコのジャズベースタイプ

ペグのネジが何カ所か折れているようです。 ここは全部新しいネジに交換します。

ネジが折れているらしい

ロッドカバーのネジ穴も緩くなっているようなので埋めましょう。

ネジが緩い

エンドピンもスポッと抜けています。

エンドピンを埋め戻す

これらを直していきましょう。