先日、お客さんのライブでお預かりしてきたアコギです。
お客さまから送られてきたピックアップがこちらなのですが、ここで困ったことが・・・。
サドルの下に板バネが入っているタイプでそのままでは取り付けできません。
サドルの下をピエゾピックアップ分を削ればすぐに取り付けられると思っていたのですが、スペーサーなどを製作する必要があります。
オクターブの位置を調べます。 12フレットは430ミリですね。
位置を探します。
ブリッジのプレートが元のもの(左)より少し長いですね。 4弦のサドル上での角度はきつすぎない方が良いので、少しエンド側に下げたいところです。
ネックのセンターとブリッジのセンターが合っているかの確認もします。
新しいネジ穴はこういう位置になりました。
ブリッジを取り付けます。
配線の下準備をします。 ここで気が付いたのですが、ジャックの穴が側壁に近すぎますね。 ジャックと干渉しています。
今回の作業で、導電塗料を塗ったのでジャックを押しつけるのは控えたいですね。 少し穴を拡げて対処します。
これがスイッチクラフトのモノラルジャックです。 右側に少し金属が見えているところがホットにつながっています。 向きを変えても側壁に絶対当たらないという確実性がないです。
こちらがピュアトーンのモノラルジャックです。 端子の並び方や、基板の外周から金属が飛び出しているかなどを検討するとこちらの方が良さそうです。
配線の下準備をします。
キャビティの装着したところがこちら。
ピックアップの製作を始めましょう。
埋木の飛び出ている部分をノミで整えました。
ペグブッシュも交換します。 内側のメッキも新しい方が滑りが良いので。
ペグを取り付けました。 こっちの形のペグの方が私も好きですね。
導電塗料をアース電位につなぐ配線を済ませます。
ネックを外すときにピックガードが引っかかるのが気になっていたのですが、よく見たらこんなことになっています。 どうもガードの取り付け精度がイマイチなんですよね。
さらに、4弦側には加工が不十分で少し出っ張っているところがあります。 写真でも分かりますね。
これを削ってみたら驚くことが起こりました。 なんと、ネックのセンターが直ったのです。 PGのへりに押されてネックが1弦側に倒れていたということのようです。
弦高調整、オクターブ調整などを進めます。
ネックが落ち着いたら完成です。