ピックガードのネジ穴を修正します【Red special改造記録-2】

一度外したピックガードを元に戻そうとして気がつきました。 いろいろずれていて元に戻りません。 ネジ穴がかなり傾いています。これはネジ穴がずれているので引っ張られているのです。

Red specialのPGネジ

あと、ネックの際の塗装が斜めに盛り上がっていてピックガードと干渉しています。ピックガードのここにあたる部分を削ることにしました。

Red specialのネック際

埋木するための棒を切り出して差し込んでみたところです。これは一手間かけて弾くギターですね。

Red specialのネジ穴埋め1

こんなファン心をくすぐるギターをこの低価格で提供してくれているのですから、このくらいの手間をかけてから弾くのも良いのではないでしょうか。

Red specialネジ穴埋め2

接着剤が乾くのに時間がかかりますし、ついでにピックアップ・キャビティにも導電塗料を塗ることにしました。

 


ロック式ペグに交換しました。【Red special改造記録-1】

 

もともとロトマティック・タイプのペグが付いているのですがお客様のご要望でこれをさらにゴトー製のロック式ペグに交換します。

最初の取り付け状態はこんな感じ。iPhoneのカメラ・レンズが広角で写真が歪んでいることもありますが、傾いて付いているものがあって気になります。

Red specialペグ

とりあえずネジ穴を埋めて開け直すことにしました。 接着剤のはみ出しが気になるところなのでマスキングテープを使用しました。

Red specialペグネジ穴埋め

あけ直した穴と元の穴のズレはこのくらい。埋めたところの接着剤にまたがる穴をあけるのは難しいですね。

Red specialペグねじ穴の開け直し


Baritoneの回路図さがし【Baritone Boxを作ろう-1】

つい先日のことですが、とあるお客様に「バリトーン・スイッチをギターに増設することってできますか?」とご質問を頂きました。

バリトーン・スイッチなら、6接点のロータリー・スイッチとインダクター(コイル)があれば製作可能そうですね。

「おそらく足もとに置く機材として製作することもできますよ」と言ってみたところ、ぜひともそうして欲しいということでしたので、Baritone Boxの製作が決まりました。 部品さえ手に入れば、自分で製作できる人も多いと思いますので興味のある人はぜひチャレンジしてみて下さい。

手元にある本の中に回路図が2枚ありました。基本的に定数は同じですね。まず下の写真は石橋楽器が昔出していた本です。

Baritone回路図1

次がエレクトリックギター・メカニズム完全版に載っている回路図です。

Baritone回路図2

上の回路には1カ所、10MΩの抵抗が入っていないところがあります。おそらく書き忘れだと思われますね。10MΩもあると電気的には絶縁に近い性質なのでノッチ・フィルタのQを調節する用途ではないでしょう。おそらくスイッチを切り替えたときのパチパチいうノイズを軽減するためのものではないでしょうか。

 

 


チタンサドルでおなじみ、KTSアップグレードハウスにお邪魔してきました

ストラトの改造回路を発売しようと思っているので、その回路を登載した試奏用ギターを作りました。

これを機にサドルをKTSのチタンサドルに交換しようと思いたちました。

KTSアップグレードハウス

アップグレードハウスはチタンサドルが登載されたギターやベースの試奏も可能なきれいなショールームです。

PR-04

交換完了です。10年くらい前、ギタークラフト科時代に組んだギターですが、これでやっと完成したような気がします。

製作した新配線については発表できる時期が来たらここで詳しく書きたいと思います。