スティングレイ・プリアンプの初期型(2バンド)のレプリカ

いろいろ集めたスティングレイのプリアンプの資料です。初期型の2バンド仕様のものです。 最初期の数年でおそらく2度仕様変更がされた後、3バンド化されるまではこの仕様で安定しています。

スティングレイ・プリアンプ資料

オリジナルと同じオペアンプICがこちら。 今となっては少々時代遅れになってしまったのかもしれませんが当時は先端の低消費電流ICだったのではないでしょうか。

LM4250

基板にはセラミックコンデンサとタンタルコンデンサが使用されていたようです。 途中からはタンタルが電界コンデンサに変更になるようです。 似た部品を集めました。

タンタルコンデンサとセラミックコンデンサ

基板のサイズはほぼ原寸大。 写真とオペアンプ等のサイズから割り出しました。

基板テンプレート

完成した基板がこちらです。

スティングレイ初期型プリアンプのレプリカ

今回はこれをケースに入れてアウトボードプリアンプに改造します。 続きはまた次回。

これ欲しい!という方がもしいらっしゃいましたらこちらのメールフォームからご連絡下さい。 あと2台分材料があります。

 

 


下地塗装の改良【wife風レリックベースの組み込み-9】

ウレタンサンジングの下地に追加して飴色層を塗りました。 レリック加工したときに新しいクリアが出てくると雰囲気が出ないので下地の段階で黄色めの飴色を入れておくことにしました。

下地に飴色層を追加

本物のwifeもラッカー塗装が剥がれた後もポリ下地が残っていて照明によっては飴色に見えます。

レリック加工の参考画像

研究はさらに進んでいますのでさらなる高みをめざして作りますよ。

というか、今日は定休日なのに頑張ってしまいました。


4メートルのシールドを作ります

日本人が奇数好きな民族性だからなのかシールドは3メートル、5メートル、7メートルといったラインナップが多く、偶数がないことが多いようです。

お客さまいわく「ベースアンプの高さを考えると3メートルでは全く動けないけれど、5メートルだとライブでもリハでも邪魔になることが多い」ということで、今回4メートルのシールドケーブルを作ります。

ケーブルは王道BELDEN8412を使います。 ベースで使ったときのローの輪郭感が好きです。

ベルデン#8412

セミバランス配線が一般的ですが最近は芯線をあえて2本ともホットにしています。 シールド自作派の皆さんはどうしていますか?

4メートルのシールド

楽器側はノイトリックL型のスイッチ付きプラグです。 シールドを楽器から抜くと、先端のホットがアースに自動的にショートされてボリュームがゼロの状態になるので、アンプからブーーとノイズがでることがありません。

スイッチ付きプラグ

機材側はブラック&ゴールドのノイトリックです。

ノイトリックのプラグ

4メートルのシールドを自分にも作って欲しい!という方がいらっしゃいましたらこちらのメールフォームからご連絡下さいませ。 もちろん他の長さもお作りできます。 「フィート規格の寸法の方がメートル法より音が良いんだぜ!」とおっしゃる方もご注文お待ちしております☆


蓄光ポジションマークに交換【wife風レリックベースの組み込み-8】

木工段階では通常のポジションマーク2.5ミリ径を入れてもらってあります。

ポジションマーク部

これを掘り出して一端埋めました。 ポジションマークの材質が適度に硬質だったので、わざわざこうしなくても3ミリの木工用ビットの先端を十分支えられたかもしれません。

埋める

3ミリに広げて蓄光テープを装填していきましょう。メイプル指板の場合3ミリの黒に2ミリの蓄光という二重構造にしてあります。 明るい場所、暗い場所、両方の視認性を考慮してこうなっています。

蓄光テープの埋め込み

部屋の電気を消すとこんな感じ。

蓄光ポジションマーク

これで研磨すれば完成です。

Comet Shoemaker–Levy 9