Bis階段のボックスセットを買いました

ニューエストモデルのPVが見たくてyoutubeを探していたら、ソウルフラワーユニオンとBis階段がコラボしたライブを発見して好きになりました。

正直Bis(アイドル)も非常階段(ノイズバンド)も分かりません。 ただただ奇跡が起こったライブの全てを見たかっただけです。

このライブの「タネと仕掛け」が分かればそれは再現性のある手品でしかないのですが、なぜこんなに泣けるパフォーマンスなのか、分からないうちは魔法なのです。

「過激なパフォーマンスを通じて、アイドルという秩序的なフォーマットの中に無秩序を実装しようとしたBis」と「30年もの間ずっと、ノイズという無秩序の中に喜びや悲しみといった感情的な秩序性を見いそうと演奏し続けた非常階段」というコントラスト。

Bis階段のボックスセット

解散後に知ったからこそ輝きを感じるのかもしれません。 足穂に言葉を借りれば「アイドルと詩は歴史性に対して垂直に立つ」ということです。

JOJO氏がロングインタビュー「Bis階段とはなんだったのか?」で指摘した「原始シャーマニズムにおける巫女として作用したBis」には、アイドルならではの瞬間性があるのです。

 


『さとりのしょ』のアナライズ

友だちとSNSで盛り上がった「さとりのしょ」の分析です。

基本Cを中心に考えて作った進行だと予想されます。 ペンを引いていないところがCメジャーキー。 ピンクがCマイナーキーかそこから借りてきたコード。 Fm7の構成音にFmとAbがあるのでサビはコードが交換可能。

赤い矢印はⅤ7→Ⅰのドミナントモーション。

さとりのしょのアナライズ

水色のところはGm7-AとかE7-AとかBb-Aとか。AフリジアンとかAフリジアンメジャーの世界。

Cから発想したと思われるC-D-Eは、C-D-Emの最後のEmがEに解決したものととらえるのが普通だけれど、クラシック畑の友だちが赤ペンで書いたC-D7-G-E7-AmのAに解決するピカルディ終始だと思えばイントロがAになった根拠だと言うのでなるほどと思いました。 A-D7-E7とか弾くのもカッコいいですね。

CキーでC-D-Eを使えばAフリジアンにも飛ばせると覚えておきましょう。


フレットの修正【TUNEの配線改造-5】

フレットの両端が浮いてきているので修正します。 今回はフレットを抜いて曲げ直すような大がかりなことができないので。簡易的にではありますがフレットを接着する方向で修理します。 指板を汚さないようにフレット周辺をマスキングしています。

フレット浮きを修正

フレットのすり合わせ中に一度弦を張ってみます。 人間プレック的な確認です。 かなりコンディションがよくなりそうです。

すり合わせ後に弦を張ってみる

フレットを仕上げ直したところがこちら。

フレットのすり合わせが完

これは良いベースになりそうです。


EMGピックアップがキャビティに入らない【Performanceの改造-4】

ピックアップをEMGに交換します。 シルバーのネジが付いてきますが元のゴールドのネジを使いたいですね。

ピックアップを交換する

さっそく配線を始めようとしたら、困ったことに気がつきました。 ピックアップがキャビティに入りません。

入らない

中身のエポキシが膨らんだんでしょう。 裏返しにすると途中まで入りますがぽっちゃり体型のお腹が入りません。

ピックアップが膨らんでいる

moonのボディで試してみましたが入りませんね。

moonにも入らない

製作中のフレットレスJB(木工はヤマ楽器さんに頼みました)にも入りません。

ヤマ楽器のボディにも入らない

EMGピックアップの形がおかしいわけですからボディを削るのはしたくないですね。 どうせ同ロットは全部ぽっちゃりなのでしょうし交換してもらってどうこうなるものでもないでしょう。 ピックアップカバーを削って合わせるのが良いのではないでしょうかね。


ブリッジの取りつけ【Performanceの改造-3】

ブリッジの位置出しをします。 ピックアップキャビティや、ネックジョイント部、またネックの延長線上などさまざまなセンターを確認してどうなっているかを調べます。

ほぼほぼ全てのセンターは1本にまとまっているようです(と言うのも、このベースは以前に私の師匠のラムトリックカンパニー竹田がチューンナップしていますので、その時につじつまを合わせてあります)。

で、新しく付けるブリッジのネジ穴をあけました。 左から新しいブリッジの取りつけネジ穴、ものとブリッジの裏通しの穴、元のブリッジの取りつけ穴です。

元のブリッジに戻せるようのいろいろ穴が残っています。 張力がかかる側ではないのでこのまま維持します。

位置だし

センター治具で確認して問題ないか調べます。

このあたりに付ける

ブリッジがつきました。 元は4弦ベースですが、これで5本弦が張れるようになります。

ブリッジが付いた

ちなみにこのベースはハイCを追加しますので、2弦が元のブリッジの1弦と同じ位置に来るように位置出しをしています。