ニューエストモデルのPVが見たくてyoutubeを探していたら、ソウルフラワーユニオンとBis階段がコラボしたライブを発見して好きになりました。
正直Bis(アイドル)も非常階段(ノイズバンド)も分かりません。 ただただ奇跡が起こったライブの全てを見たかっただけです。
このライブの「タネと仕掛け」が分かればそれは再現性のある手品でしかないのですが、なぜこんなに泣けるパフォーマンスなのか、分からないうちは魔法なのです。
「過激なパフォーマンスを通じて、アイドルという秩序的なフォーマットの中に無秩序を実装しようとしたBis」と「30年もの間ずっと、ノイズという無秩序の中に喜びや悲しみといった感情的な秩序性を見いそうと演奏し続けた非常階段」というコントラスト。
解散後に知ったからこそ輝きを感じるのかもしれません。 足穂に言葉を借りれば「アイドルと詩は歴史性に対して垂直に立つ」ということです。
JOJO氏がロングインタビュー「Bis階段とはなんだったのか?」で指摘した「原始シャーマニズムにおける巫女として作用したBis」には、アイドルならではの瞬間性があるのです。