フレット溝の修正【2TSBカスタムショップストラトのネック修理-3】

フレット溝をせまくします。 埋めているところ。

フレット溝を埋める

フレット溝が0.5ミリまでせまくなりました。 これを0.56ミリまで広げます。

埋まった溝

ネックが逆反った状態でその作業をしたいので、ノコを引けるタイミングまで逆反りを維持するようにクランプしておきます。

クランプしておく

トラスロッドは両端に効かないので、特にハイポジションの逆反り状態を守る必要があります。


フレットを抜く【2TSBカスタムショップストラトのネック修理-2】

ヒーター修正をしたりしばらく置いてみたりしてみた結果、どこをどうするか方針が決まったのでフレットを抜いていきます。

フレットを抜いた

指板の塗装をはがしてフレット溝を掃除しました。 このあともう一回ヒーターをあてて逆反らせて、それが維持されている間にフレット溝を狭めに修正し直してフレットを打ちます。

指板の塗装をはがした

指板のRがナット付近12インチ~広がっていくようになっていますね。 以前のリフレットでこうしたのでしょうか。

指板のR

なるべく今のRを維持しつつ、部分的にいびつなRになっているところは可能な限り修正しましょう。

 


ヒーター修正が完了【カスタムショップOWHストラトのネック修理-2】

ヒーター修正がいい感じに仕上がりました。 この状態をキープしやすいようにフレットを交換する中でさらにフレット溝の修正なども含めて加工していこうと思います。

ヒーター修正が完了

ノブの向きが気になりますね。 普通は10にしたときに文字が弦と平行になります。

ノブの向きが微妙

配線のチェックもして欲しいということでしたので、あけてみました。 スムーステーパーの抵抗とハイパスコンデンサが付いていますね。 コンデンサはビタミンQになっています。

キレイではないが動作している

きれいな取り回しではないですが、そこが気にならなければ今のままでも良いかもしれません。


割れているところを確認【レスポールのネック修理-11】

トラスロッドを交換するために、今のベンドロットの溝を埋めます。 そのためのメイプル材を切り出しましょう。

埋木を切り出す

小刻みに深さを測ってカーブを描いて切り出しました。 溝の底は鉄心に合わせてまるくなっているのでメイプルもそのように加工します。

粗加工

溝の中に残っている接着剤も取り除きます。

接着剤を取り除く

接着剤をキレイにはがしていたら、トラスロッドナットがめり込んで割ってしまったと思われる部分が顔を出しました。

割れている箇所

こちら側も割れています。

割れている箇所

マスキングテープで示したあたりが割れて盛り上がっています。

割れている箇所

まずはこのあたりを削り取ってしまって、できれば丈夫なメイプルで埋めて補強した方が良さそうです。

埋めるべきところ


ネックの塗装【フレットレスJBの組み込み-8】

飴色を吹いてトップクリアを吹き付けました。

ネックの塗装

本格的なスプレーガンも持ってはいるのですが、それに対応できる塗装ブースがないので、スプレーガン型エアブラシHP-G5(アネスト岩田)を使っています。

すごく少ないエアー使用量で、きめの細かい50ミリくらいの平吹きができます。 吹き散らかしが少ない分、塗料も節約できますし、ブースが頼りない環境でも使えます。 実は借り物なのですけれどとても重宝しています。

いろいろ各社カタログを見るのですがこれを超える使いやすそうなスプレーガンは見当たらないくらいです。 お風呂を新聞紙で保護して出窓に換気扇フィルターを磁石でつけて、窓換気扇で吸い出すという弱々しいブースですが、これなら吹けるのです。

HP-G5

パターンを狭めれば細吹きもできるので、一丁でバーストも吹けます。 市街地在住のスプレーマンには有り難いひとしなですね。

マスキングをはがしたところ。

マスキングをはがした

ここからグリップのレリック加工ですね。