ナットを外す【フェンダージャパンのレイクプラシッドブルーJBのナット交換-1】

フェンダージャパンのジャズベースです。 レイクプラシッドブルーでカッコいいですね。

久しぶりに引っ張り出してきて弾いてみたら、今よく弾いているカスタムショップ製に比べて弦高が高かったり、解放がビリついたりするので気になったそうです。

フェンダージャパンのJB

ナットの弦溝が削れて低くなっています。 特に1弦と2弦は完全に1フレットより低くなってしまっています。 ナット交換しましょう。

ナット部

トラスロッドでネック調整をしたそうですが、ハイポジションに順反りが強く残っていて、弦高がさがりません。 指板のRの関係で2弦と3弦は十分さがっているのですが、1弦と特に4弦の弦高が高いです。

サドル部分

ちなみにトラスロッドは限界まで締め込まれているようなので、ハイポジションだけではなくローポジションもヒーターします。

ハイポジションが起きている

ナット付近の塗装をカットしていきます。

ナット付近の塗装をカットする

ナットを外しました。

ナットを外した

ナットが収まっていた溝を掃除して、接着剤を取り除きます。

ナット溝の掃除

新しい牛骨ナットを取り付けます。

ナットの接着

接着剤が乾くまでにヒーター修正も進めます。


塗装剥がし【リッケンバッカーの改造-5】

ヘッドの塗装からはがし始めました。 ヒートガンをつかう人もいるようですが、熱すぎると接着面をいためるのでほどほどにしましょう。

リッケンバッカーはスルーネック仕様のため接着面が多いので、アイロンを駆使してカラーから上を剥がしていきましょう(たぶん下地はまだ残っている)。

塗装をはがし始めた

ボディの塗装剥がしのために、大阪スクレーパーが欲しくなってきました。

大阪スクレーパーとはお好み焼きのコテのことです(笑)


塗装前の準備【ドットバインディングJBの組み込み-4】

ネックにマスキングテープを貼りました。

ネックのマスキング

今回は比較的きれいめなレリック加工塗装なので、ホコリが入ったりしにくいように、プロの塗装職人さんに手伝ってもらうことにしました。

グリップは上のネックのように汚したオイルフィニッシュになりますので目印程度にテープを貼ってから送ることにしました。

マッチングヘッドなのでネックも塗装屋さんに行きます。

 


調子が良くなってきた

ひと月ぶりに病院に行ってきました。 パニック発作みたいなものはずっと収まっていますので、血圧のお薬を継続して処方されて帰ってきました。

お薬手帳

1月に修理した楽器をボチボチお返ししていこうかと思います。

それが終わったら年始に断ったお仕事をお引き受けし直しまして、その後に一般的な修理受け付けを再開しようと思います。


ピックアップの製作【ドットバインディングJBの組み込み-3】

ボディ&ネックを塗装に出している間にピックアップを作ってしまいましょう。 まずはボビンを組み立てます。

ボビンの組み立て

ピックアップのコイルを巻き取ります。 今回はAWG42ゲージのエナメルワイヤーを使って、フロントは9000ターン以上、リアは11kΩくらいをめざして巻いていきます。

自分でピックアップを作れるので、お客さまのお好みに合わせてコイルの調整がききます。

コイルを巻く

ワックスポッティングが終わりました。 着磁すれば完成です。

ワックスポッティングした

ペグのレリック加工も進んでいます。

ペグのレリック加工

いい感じにツヤが消えました。