抵抗を買いに行く【SansAMP GT2のメンテナンス-1】

SansAMPのGT2をお預かりしました。 中古で買ったそうなのですが、中の抵抗が焦げていて心配だから交換して欲しいということです。

サンズアンプGT2

黄色い丸で描いたコレですね。 おそらく後から追加した改造部品ではないでしょうか?

一応測ったら33Ωと出ました。 電源の+9ボルトから基板へ直列に入っています。

抵抗が付いている

ネットでモデファイしている記事を見つけたのですが、ここに39Ω入れてありました。 これがやりたかったのではないでしょうか? デカップリングコンデンサ220μFと一次CRローパスフィルタを形成して、アダプター経由のノイズを低減しようとしたものだと思います。

多分これ

午後は西日暮里に行く用事がありました。

西日暮里

就職が決まった友だちのお祝いです。 寒くなるまえにお食事回をしました。

西日暮里

西日暮里に行く前に秋葉原によってタクマンの音響用抵抗を買ってきました。

抵抗を買ってきた

電源ラインなので余裕をもって1Wのものにしました(多分1/4Wでも問題ないのだと思うのですが何があるか分からないのでそうしました)。


絶縁シートを作って貼ってみた【SABRE Ⅱの組み直し-16】

ピックアップの裏側に飛び出たハンダ付け端子が導電塗料に接触する問題があるので絶縁用に樹脂シートを貼ってみました。

貼ってみた

やっぱりなにか心もとないというか。 4カ所掘って導電塗料を塗っていないところを作っておいた方が安心かも知れませんね。


全体のチェック【Van Zandtテレの修理-1】

ヴァンザントのギターをお預かりしました。 ジャックの調子が悪いです。

ヴァンザントのテレ

バリバリ言ったり音が出なかったりするので交換しましょう。

ジャックの調子が悪い

スイッチの調子も悪くてフロントが一瞬出ませんでしたが、動かしていたら直りました。 レバースイッチは寿命が長い印象があって、このスイッチも電気的な接点だけ磨いてあげればまだ使えると思います。

スイッチは磨けば良さそう

中はあまり錆びていませんね。 ボリュームもバリバリ言うので交換したいです。 CTSですね。

ボリュームも交換したい

ナットの溝がギリギリです。 1フレットより低いということはないのでなんとか使えそうです。

ナット溝がギリギリ

フレットが少し減っているので、こちらをすり合わせると、ナット溝の方に余裕が出るのですり合わせしても良いかもしれません。 ネックのコンディションは悪くないです。

フレットが減っている

あとはネジが全体的に錆びています。 弦高調整のイモネジが固着しているので浸透製の潤滑油に漬け込んで取り外しておいた方が良いように思います。


ペグを外してチェック【SABRE Ⅱの組み直し-15】

ペグを一度チェックのために外しました。 このままで良さそうなので、ネジ穴の補強だけしておきましょう。

ペグを外してみる

ダイレクトスイッチ(強制的にリアピックアップのフルになる)のツマミ部分はやっぱり長い方が演奏中に切り替えやすいので交換してしまいます。 短い方がぶつけて壊れる心配は少ないのでメリットとデメリットを考えて選びましょう。

ツマミの長いミニスイッチ

メタルドームノブの内径は6ミリ規格のようです。 ローレットシャフトのCTSポットを付けましたので、対応しています。

ツマミの内径は6ミリの規格

これで完成と思いきや、フロントピックアップの音が出ないトラブルが発生。

配線が完成

ピックアップの出力端子が下向きに飛び出しているのですが、フロントピックアップを下げすぎるとそこが導電塗料にショートするのですね。 絶縁のために樹脂シートを入れましょう。

エレキギターはエレキなギターなので電気系と振動系に思わぬ落とし穴が発生します。 こういった最後のバグ取りみたいな工程が大切ですね。