本格的な夏が終わったので、明るい2階に作業場所を移しています。 家中の棚を一度カラにするくらいの規模でやっているので、大変ではありますがリセットされる気持ちよさがありますね。
新型コロナの影響で、ギターの修理がドライブスルー方式になったので、1階に人が来ることがなくなりました。 2階を四畳半工房にするのが一番良さそうです。
整理を進めつつ、いろいろ新しいことを始めたいですね。
友だちが「上野のビアガーデンに集まる前に、9月のカレンダーの写真を撮って欲しい」というのでマンションズのギターボーカルと王子神社と上野公園を回ってきました。
王子神社の敷地内には太平洋戦争の空襲を乗り越えて焼け残った大きなイチョウの木があります。 豊島氏がこの神社を建てた頃に植えたものだそうで、樹齢は600年を越えると考えられています。
上野も人が少なかったです。 国立博物館前も広々としていました。 いかにもソーシャルディスタンスといった写真になりました。
不忍池の蓮が大きく生長していました。
お出かけしないうちに東京はいろいろと変化していますね。
秋葉原に電子部品を買いに出かけないといけません。 通販でも良いのですが、暖かいうちに行けたら一度行ってきたいと思います。
それにしても、いつも月半ばに製作を開始するカレンダーには笑ってしまいます。
友だちに誘われて上野のビアガーデンに行ってきました。 1月以来久しぶりに電車に乗りました。 旅行客がいないと東京もこんなに人が少ないのかとビックリしますね。 コインロッカーはほぼ使われていない状況です。
ビアガーデンは持ちこみOKという斬新なシステムだったので、周りの屋台でお買い物をしてから入場しました。
一番親しい友人でも、年末にあって以来ですから、うっかりすると1年会わない人とか増えそうですね。 新型コロナウイルスのことを考えると、寒くなる前に会えて良かったです。
ビアガーデンは席の間隔も広く、消毒液や検温などもしっかりしていました。
屋上から見えるホテルは、最上階の3室しか電気が付いていなかったので、かなり利用客が減っているのでしょう。
休日前に上野にビジネスホテルを取って、アメ横の屋台で飲むみたいなのもオススメしたいですね。 この冬も、また冬ごもりになるかもしれませんので、皆さん暖かいうちに外に出て、ストレスを発散しておくのもひとつのやり方だと思います。
エリクサーの1弦を張り直します。 スパーゼルのペグポストにあいた弦穴にバリが出ていて、チューニングが完了する前に切れたので、穴の周りを全部面取りしました。
今回はチューニングできました。 これ、180度反対側の穴が大丈夫かどうかは次の弦交換まで分かりませんね。 様子を見てもらうしかないでしょうね。
ネックが安定したらお返ししましょう。
昨年、最も修理がスムーズにできなかったのがスパーゼルに交換したストラトだったのですが、気に入らない現象が起こる原因が「楽器の個性」なのか「自分の加工精度」なのか「部品の加工精度」なのかの切り分けにとても苦しみました。
今回、「やっぱり最近のスパーゼルは以前と比べてちょっと変わっている」ということが分かったのでこの楽器をお預かりできて良かったです。 少し自身が湧きました(笑)
年々、目が肥えていくので真面目に仕事をすればするほど「あと少しだけ気に入らない」ということになりがちですね。 特に部分修理はお客さまとよく相談して上手くバランスさせないといけませんね。
ナットの上面をきれいに整えていきます。
ここでピックアップカバーの共鳴について手当てしておきます。 クッションを追加してミュートしてみます。 おそらくこれで止まるでしょう。
ギターって3弦解放付近にボディかネックかはハッキリしませんが妙に共鳴するところがあることが多い気がします。 違弦同音ポジションは大丈夫だったりするのでネックなのでしょうか。
3弦全体がビリつく楽器も見うけられますね。 あれはストラトのポールピースがプレーン弦に対応していないことが原因(磁力に引っ張られる)のことも多いので何とも言えませんが。
弦の通る溝を削っていきましょう。
弦が張れました。
ストラップピンが気になりますね。 ネックの調整が落ち着いたらナット交換の方は完成で良さそうです。