ハイポジションの修正が上手くいった【LPBドットバインディングJBの組み込み-19】

ヒーター修正しました。 少しネックのハイポジションを逆反り方向に曲げました。

ヒーター修正してみた

フレットを元に戻します。 フレット溝を狭めにしたので、ここでもネックを逆反り方向へ押し広げる力を蓄えます。

フレットを打ち直す

良さそうです。

反り具合は良さそう

弦を張ってみました。 とても良いコンディションになりました。 まだ調整は詰めていませんが、個人的にもとても好きなJBの音がします。

弦を張る

フレットとナットを仕上げたら完成ですね。


フレットのすり合わせなど【J-45の配線修理-4】

4フレットあたりのピークをすり合わせで何とかしようと思います。 1弦側はフレットの減りもあるのでこのあたりまで削ります。

フレットの減り

フレットを削っていて気が付いたのですが、ナットの接着が外れています。 左右の塗装も割れてきれいに取れたようです。 ここは後で接着し直します。

ナットが外れている

フレットを研磨していきます。

フレットを磨く

フレットと指板の汚れを掃除します。

フレットの掃除

フレットがピカピカになりました。

フレットがきれいになった

ナットを接着し直します。

ナットの取り付け

これで弦を張って問題なければ完成で良いでしょう。

オーナー様の自己診断と実際の症状に違いがあって、作業内容が予定していたものと変わりました。

人間のお医者さんと一緒で、ご自身では分かりにくいことも多々あります。 現物を良く確かめることで正しい診断ができますし、気になることを全部教えて頂くとヒントになります。


ピックガードの取り付け【ドットバインディングのブラックJBの組み込み-8】

ピックアップに出力線を付けました。

配線の取り付け

これでピックアップが完成です。 ブラックがコールド、青が70年代風のホット、白が60年代風のホットになっています。

ピックアップが完成

アース周りの配線が終わりました。

アース周りの配線

続いてピックガードを取り付けます。 ネジ穴の位置決めです。

ネジ穴の位置決め

ネジ穴があきました。

ネジ穴があいた

次はネックポケットに合わせてピックガードを削ります。


配線作業と全体調整【J-45の配線修理-3】

バッテリーホルダーを金属製のものに交換します。 サウンドホールの中に工具を入れての工事になります。

バッテリーホルダーの取り付け

粘着テープがダメになっていたので交換しました。 アコギの中のホコリをエアーで吹き出して、ウェットティッシュで掃除してから貼り付けます。 お客さんに頂いたエアーコンプレッサーが活躍しています。

粘着テープの修正

一度バラバラにした配線を元の状態に戻していきましょう。

配線が完了

ネックの調整です。 ついでなのでトラスロッドナットにグリスを塗っておきます。

ネックの調整

トラスロッドがローポジションに多く効くネックのようです。 4フレットあたりにピークがでます。

オーナー様はナット溝が減ったからナットを交換して欲しいというふうにおっしゃっていましたが、実際は原因はナットではなく、逆反りによるビリ付きでした。

ナットが原因ではない

ジョイント部分から先がハイ起きしていますが、それはボディの変形が原因のように見えるので、弾かないときは弦を緩めておくのが良さそうです。

ローディさんがプロミュージシャンの楽器を運搬したり保管したりするときにどうしているか見ていると、エレキの弦はちょいと緩めるくらい、アコギはさらにもっとたくさん緩めるようにしていることが多いようでした。

私もそれが良いと思います。 毎日弾くエレキは張りっぱなしの方が演奏中のチューニングが安定して良いと思います。 しばらく弾かないアコギは完全に緩めるのもありかもしれません。