ハンダごてを暖めたついでにヘッドホンアンプ製作も進めます。
新しく作っているヘッドホンアンプは部品が足りなくて進まなくなってしまったので、以前作ったものの改造とか実験を進めます。
定数を変えてみたいところがあるので部品を外します。 計り直してみて気が付いたのですが、誤差1%の金属皮膜抵抗なのにもっとズレているものが見つかりました。
不良品なのでしょう。 商品を作るときもできるだけ全数測った方が良いですね。 こういうところは勉強になります。
電源のデカップリングにつかうパナソニックの積層フィルムコンデンサです。 導電性高分子電解と並列に使うのは普通は止めた方がいいです。 反共振と言って、インピーダンスの高いところができてしまうからです。
と言いつつ、今回は容量の違うコンデンサをいっぱい入れる実験がしたいので使ってしまいます。
部品交換後がこちら。
見た目は変わっていません。 DCアダプターをプラスマイナスの両電源化する「レールスプリッター」を2426という専用ICから4556というオペアンプに交換します。
これでスプリッターが最大20mA出力から最大140mA出力に強化されます。 それに伴って電源まわりのデカップリングコンデンサの容量が増えるので、低音の押し出しとか、キックとベースとボーカルの分離感とか良くなると嬉しいですね。
というわけで次は「セラピーとしてのオペアンプ式スプリッター製作」です。 電子工作の疲れは電子工作で癒やせ、です。