フレットのすり合わせ【Wifeレプリカのフレットすり合わせ-2】

フレットを削っていきます。

フレットのすり合わせ

フレットが減ったからというよりは、持っている他のベースを何度かすり合わせした結果、このベースのフレットが高く感じるのでそろそろ一度削っておくか・・・みたいな感じです。

フレットを削った

ピカピカに磨きました。

フレットを磨いた

あとは他の気になる部分を直していきましょう。

すり合わせは完成


P-90の試奏

トーカイとヒスコレのレスポールスペシャルをお預かりしていたお客さまにお越し頂きました。 弦高などのセッティングをしたあと、P-90の弾き比べをお願いしました。

ヒスコレにSonicのフルアップボリュームとフルアップトーンを積んだらどうなるか試したいということだったので、内部回路をバイパスするスイッチと臨時のジャックを付けました。

フルアップボリュームとフルアップトーンは4kHzあたりにピークが立つので、シングルコイルのギターのリアピックアップは耳が痛い高音がでることがありますが、P-90との相性は良さそうです。

疑似フルアップ

元に戻してお返ししました。

元に戻した

うちの試奏用テレと一緒に3本弾き比べしました。

P-90を試す

ボディが軽すぎるのでボディエンドに8Φ×50mmのボルトを入れてオモリにしてあります。 ゴム足でカバーしてあるのですが、どこにでも立てかけられて便利です。

ボルトとゴム足

ヒスコレのピックアップはノーマルのP-90よりマグネットが弱いようです。 リアはちょうど良いのですが、リアと同じものがフロントに付いているので、ミックスでクリーンからクランチを作ると少しフロントが重い感じがします。

ヒスコレ

トーカイはフロントが拾う倍音感が良いのですが、リアが軽く感じます。 トーカイとヒスコレの間で、ややヒスコレ寄りなセッティングを考えてコイルワイヤやターン数、そしてマグネットを選んで完成させようと思います。

ピックアップを試奏してもらった

弾いた感想をうかがったところ、私の感覚と似ていて安心しました。 今のままでも半音下げでGを弾いたときのシャランが気持ちよくて良いけれども、P-90タイプのリーンとかミャーといった中域がミックスポジションでも残るくらいにフロントを巻き足してもいいなということになりました。

ピックアップを試奏してもらった

年内にフロントをもうひとパターン試作するつもりです。


弦を張ってみる【killer KG Marquis customのメンテナンス-4】

ヒーターから外しました。

ヒーターから外した

弦を張ってみます。 元の持ち主がハイゲインな音楽をやっていたせいか、ピックアップが弦に近く、磁力に弦が引っ張られて唸っていました。 距離と音量バランスを取ったらピックアップの本来の音が出てきたような気がします。 意外と澄んだきれいな音がします。

ピックアップ部

弦を替えたら、サドルもまあまあきれいに並びました。

サドル

もう少しきつめにヒーターしても良かったかも知れません。

ネック


チェック【Wifeレプリカのフレットすり合わせ-1】

以前、うちで組み込みをしたベースです。 ビリーシーンWifeのレプリカになっています。 現在の、塗装が全て剥がれてしまったものではなく、タラスをやっていた頃のまだ3TSBや自分で缶スプレーを吹いたと思われるブラックが残っている風合いになっています。

Wifeのレプリカ

時系列的にはその頃にはまだスキャロップはなかったようですが、ここの手彫り感も再現してあります。

今回はフレットのすり合わせをすることになりました。

フレット

3弦サドルのスプリングがなくなっています。 サドルの上で弦の角度がつきすぎないようにブリッジをボディエンドよりに付けてあるのですが、ネジが短くなっているために抜けてしまったようです。 ネジを長くしてスプリングを足しておきましょう。

スプリング

ジャックが曇ってきているので磨いておきます。

ジャック