分解してチェックする【ESP/FERNANDESのフレットすり合わせ-1】

10年前にお預かりしたギターです。 ボディとネックのメーカーが違う仕様です。

ESP/FERNANDES

フレットが随分減りました。 フレットすり合わせをしましょう。

フレットが減っている

1弦側の弦落ちが気になるとのことです。 ネックが1弦側へ倒れていっているのでしょうか。

ネックがずれている

ネックを外してみます。

ネックを外した

6弦側はこんな感じ。 こっち側をもう少し拡げると良いかもしれません。

ネックポケット

1弦側には配線が通る穴があります。 ここに亀裂が入っているのですが、もしかしたらここがネックの力で押し込まれて動いた可能性もありますね。

ここが原因?

トラスロッドを回すので一応グリスを塗り足しておきましょう。

ロッドナットグリスを塗り足した

まあまあ真っ直ぐになったので、この状態でフレットのすり合わせに進みつつ、ネックの傾きを直したいと思います。

ネック調整をしてみた


ワックスポッティングした【ピックアップがハウるレスポール-1】

ピックアップのハウリングが気になるというレスポールスタンダードです。

ハウりんぐするレスポールスタンダード

カバーを抑えてもハウリングが止まらないということなので、コイルもワックスに漬け込む必要があります。 カバーもテープでミュートします。

ハウルハムバッカー

確かにカバーを外してもマイクロフォニック現象(叩くとアンプから音がする)が確認できます。

カバーを外してもマイクロフォニック現象がある

コイルをワックスに漬け込みました。

ワックスに漬け込んだ

カバーをテープで固定しても外周を叩くとアンプからカンカン音がします。 マルを描いたところから溶かしたワックスを流し込んでみます。

カバーとの隙間にもワックスを流す

これでほぼほぼマイクロフォニックが止まりました。

ほぼ止まった

ギターに戻していきましょう。