チェック【スペクターのバッテリーボックス修理ー1】

バッテリーボックスが故障したスペクターです。

スペクター

接点の部分のハトメが定期的に壊れるそうです。 金属疲労で折れるのでしょうね。 部品をいろいろ持ち込んでもらったので修理できないか試していきます。 直せない場合は交換になります。

バッテリーボックスの故障

スペクターって、導電塗料ではなくて銅箔テープでキャビティをシールドしてあります。

裏蓋との接点付近が錆びています。 

銅箔の錆

裏蓋の方は酸化膜で絶縁されてしまっています。

銅箔の錆

コンパウンドで磨きました。

おそらくこれで裏蓋のシールドは復活していると思います。

磨いてみた

外来ノイズ電流が通る度に、目に見えないような小さな火花が出ていて、空気中の窒素から硝酸ができる・・・とかそういう現象なのだと思います。


最終調整【J.W.BLACK ソニックブルーのJBタイプのノイズ処理-4】

少しだけ逆反っていたのでロッドをほんの少し緩めました。 弦高のバランスを取って、オクターブチューニングを確認しました。 

このあと2弦をスパイラルサドルのネジ切り1本分4弦側へ動かしました↓

オクターブチューニング

リテーナーのところで弦が引っかかり気味なのでトルク調整剤を塗っておきました。

リテーナーが引っかかり気味

もともと良い楽器なのですが、バランスが良くなったことで本来持っている魅力を引き出せたと思います。