初期型スティングレイ・プリアンプをアウトボード・プリアンプに!

組み込む部品はこんな感じ。 基板はなるべく寸法までコピーしたレプリカです。 ラムトリックカンパニー時代に趣味で作ってみたもの。 お客さまが気に入って下さったので今回、足下に並べる機材として使ってもらえることになりました。

部品一覧

ケースに穴を開けていきましょう。 まずはフットスイッチの穴です。 手前にバッテリーが入るように位置決めをします。

穴開け開始

穴開けが終了したところです。

穴開け完了

部品を載せてみたところです。 トレブル、ベース、ボリュームの3ノブです。 ボリュームは要らないかなとも思ったのですが、25kΩのボリュームが出力にぶら下がった状態がスティングレイらしい音に寄与していないとは言えないのであえて3ノブをそのままケースに入れました。

部品の取り付け

なにせ基板が初期型スティングレイの基板そのままレプリカになっているので、電源のプラス・マイナスを逆につないだときに部品を守るためのダイオードが登載されていません。 外に付けることになります。

電源電圧がダイオードの順方向電圧分だけ下がるのは嫌なのでシリーズではなくパラレルに入れました。 クリーンなベースサウンドを出すためにもヘッドルームを狭めたくないですもんね。

保護ダイオード

タンタルコンデンサが使われていた超初期のモデルのレプリカなので出力に1kΩの保護抵抗が入っていません。 しかしもし出力がショートするとICに負担がかかりますので、実は表面実装部品で1kΩを入れてあります。 102と書かれた黒い部品が写っているのが見えますでしょうか?

出力保護抵抗

サイズ的にはうまく収まりそうですね。

配線中

青がベース用、黄色がトレブル用です。 黒がプリアンプの出力です。

ポット周りの配線

もとがコントロールパネル用だったので入出力とプラス電源が少々強引な配線になっています。

配線完了

組み上がってノブを付けたところがこちら。

ノブの取り付け

LEDも青で統一しました。 音を出してみました。 「そうそうコレコレ」という深いロー感とシャリっとしたところまで伸びたトレブルが特徴的です。

ベースがパッシブだとシャリシャリしたプレゼンスがシールド・ケーブルのキャパシタンスで変化してしまうので、本当にスティングレイっぽさを強調したい場合は、ベースにバッファだけでも積むと良いかもしれませんね。

音出しチェック

現行品3バンド・タイプのスティングレイをお持ちの方で、プレ・アーニーボール時代の音も出せるようにしたい、といった方にもオススメですね。

同じものが欲しいという方がいらっしゃいましたらこちらのメールフォームからご連絡下さいませ。 あと基板2個分の部品は確保してありますよ。

 

 


秋葉原に行ってきました

いろいろとご注文頂いた機材がありましてケースなどの足りない部品を仕入れてきましたよ。

買ってきたもの

オヤイデでA4サイズのバルカンファイバー紙が買えます。 ケース裏蓋の絶縁に使えるかなと思って購入してきましたが、ネックの仕込み角を変えるシムにも使われる素材ですし、何か他にも使い道がありそうでワクワクしますね。

ちなみに店の外に展示されている見本品はシーズン的に少し湿気ているのか、もしくはみんなが折り曲げて試すからなのかちょっと厚みが増して見えました。 実際持ってかえった商品を計測するとかなり正確に0.5ミリでしたね。 仕様を信じて買って良いと思いますよ。

で、今日仕入れたものでこういうものを作ります。

こういうものを作る予定

右は初期型スティングレイのレプリカ・プリアンプをアウトボード化したペダル用です。

左はBirdcageオリジナル・ハンドメイド・プリアンプの2機種BCP-3とBCP-2Mを2in1にしたペダルを作ります。

どんなふうになるのかとても楽しみです。 また製作風景はこのブログでご覧に入れようと思います。

また左の機材が完成したらプリアンプの試奏動画製作にもご協力頂こうと思っています。

 


配線をオーバーホールします【Ibanezのネック修理-7】

配線がしやすそうな良い硬さのピンセットを買いました。 この袋を十条駅前の飲食店に忘れてきて、昨日取りにいってきました(笑)

新しいピンセット

部品のクリーニングをしました。

配線作業

弦アースの電線が酸化してハンダが載りにくそうだったので交換します。 まずはハンダを吸い取りましょう。

弦アース

ホルダーのビス穴です。バスウッドでしょうか、木が柔らかそうですね。 しかもここのビスは木の繊維を切りきざむ方向に入っていくうえ、それなりに力がかかるところです。 ネジ穴がダメにならないように、低粘度の接着剤を染みこませて補強しましょう。

スプリングホルダーのビス穴

シングルコイルのキャビティに塗られた導電塗料にアース配線をします。 ハムについてはぬられていなかったので塗りませんでした。 ハムバッカーはノイズをキャンセルする構造なのでこうなっているのだと思われます。

導電塗料のアース配線

その他のキャビティの導電塗料にもアースを取っていきましょう。 ポットやジャックを付ければアースされるのですが念を入れて。

導電塗料のアース配線

ピックガードを付けましょう。 各キャビティに各ピックアップからの配線を通しつつ、最後はひとまとめになります。

シングルコイルの配線は撚りました。 配線がスッキリしますし、ホットとコールドは磁界的にもこうした方が良いはずです。 ノイズ低減の効果があるほどかというと、そこまでではありませんが。

ピックガードの取り付け

その裏側はこんな感じ。

配線前

長かった線を切り取りながら配線をやり直しました。

img_3193-3.jpg

もとの配線はこんな感じ。 かなりスッキリしましたね。

配線2

 


ナット溝とリテーナー【フェンダーメキシコJBの修理-6】

牛骨ナットの接着が済みましたので溝の加工をします。

ナット溝をきる

ネックのハイポジションにあった順反りをヒーターとフレット交換で修正しましたので結果的にサドルの位置が高くなりました。

このあとシムをしれるなどしてネックの仕込み角も変えるべきか考えていましたが、このままでも良いかもしれませんね。

サドルの高さ

ネックがどう動くのか見たいので弦を張ってしばらく様子を見ましょう。

リテーナーが妙に上のほうに付いていたのを修正しました。 埋めたねじ穴がギリギリ見えない位置に取り付けることができました。

リテーナーの位置修正

後は配線とピックガード交換です。

 


音楽理論を超簡単に☆『けんぱんださん』をただいま試作中

チェキ菜ライブの後はたけたけsoundsというもうひとつのバンドの集まりに行って音楽理論をふたりに教えてきました。

ひとりはポピュラー音楽理論が分からないのでコード進行の仕組みを知りたいクラシックピアニストで、もうひとりは鼻歌で作った曲に自分でコードを付けたいというボーカリスト。 教える内容が全く違うので別々に講義しました。

その両方で役に立ったのがこの『けんぱんださん』です。ピアノの鍵盤とギターの指板の間のようなものさしです。

『けんぱんださん』試作品

『けんぱんださん』におねがいすれば、鼻歌にコードを付けたり、コードネームから構成音を調べたりが簡単にできます。

けんぱんださん

このアイテムが完成したら、難しい音楽理論の勉強にくじけることなく、写真↑のけんぱださんのようにごきげんで音楽を楽しめるようになります。

「なぜこのコードが使えるの?」という問いにひとつひとつ答えようとするから楽理はどんどん難しくなるのです。

「なぜってパンダがそう言っているからだよ」ですべてを押し切れるようにしたいのです☆