弦も落ち着いたのでナットの弦溝を調整しました。
ブリッジはスタッドの一番下まで下げました。 全体的に12フレット1.6mmくらいの弦高です。 本家バダスは厚みがあってこうなりがちですね。
3弦の弦溝だけ調整しました。 弦の太さと、サドル上での弦の角度が原因で、弦高が少し上がりがちになるからです。
一部の開放弦がキーンと共鳴する感じがあったのですが、サドル付近を押さえると止まります。 細かい部品が共鳴しているような気がするので部品を仮固定しておきます。
これで完成です。
トラスロッドにトルク安定剤を塗りました。 ロッド調整します。
ピックアップは磁極が逆になるように着磁しなおしたのですが、リアピックアップと逆巻き逆磁極になるようにしたほうがノイズキャンセルできて良いことに気が付いたので、磁極は元に戻して、配線をホットとコールドを入れ替えました。
これで問題なく使えるはずです。
弦を交換して、ロッド調整、弦高調整をしたので、オクターブチューニングをやり直しました。
弦に対してピックアップが近すぎたのでピックアップの高さ調整をしました。 弦に近いと磁力の影響を受けすぎてワンワンとうなってしまい、チューニングが合いにくくなります。 リアの音が小さめでミドルの音が大きめだったのでバランスを取りました。
これで完成です。
マツモク時代のストラト型は2~3万円くらいで取引されているようですがなかなか良いですね。
アリアプロのストラトタイプです。 リアピックアップを選択している時にフロントの音をミックスできるように改造します。
マスターボリューム、バランサー、マスタートーンという構成になります。
ピックアップが弦に近くて低音弦が唸っています。オクターブチューニングが不規則に並んでいるのはそのせいかもしれません。
配線は改造されています。 現状マスターボリュームは汚れが原因と思われる不安定さがあって、フロントトーンはフロントボリュームとして効いています。 ミドルトーンは効いていません。 何が起こっているのでしょうか。
ミドルトーンから来た線が、コンデンサの1次側でむき出しのアース線とショートしています。 これが原因でフロントトーンがボリュームになってしまっています。
ポットを清掃するので、今後再び汚れが入らないようにキャビティの中を掃除しました。
ネジがフカフカになっているところがあったのでタイトボンドで簡易的に補修しておきます。
スイッチのミドルトーン配線がいわゆる天ぷらハンダです。 すっぽ抜けているから効いていないようですね。
マスターボリュームは3番端子のハトメが緩んでいます。 ここが動作が不安定な原因かはまだ分かりませんが、接触不良になっている可能性があるので締め込んでおきました。
ポットは分解清掃しました。 スライダーを研磨して、抵抗体を洗浄します。
ブレンダーはトーンポットを流用します。 ツマミを絞ったときにフロントとリアを並列でショートさせるので、フルにしたときは干渉しないように抵抗体を一部削ってカットします。 いわゆるフルアップトーンの状態にします。
できあがった配線がこんな感じ。
スイッチが3ウェイなので助かりました。5ウェイだとリア側のハーフトーン時もブレンダーが効くことになります。
で、ここまで完成して音出しまでしてから嫌なことに気が付きました。 リアピックアップは明らかに違う物が付いているのですが、フロントとミドルは同じものが付いています。
しかし配線の出方が表側と裏側で異なっています。 磁極はフロントから順番にSトップ、Sトップ、Nトップ。 鉄製の工具をピックアップに近づけたときにアナログテスターが振れる方向は左、右、右となっています。 この状態のままフロントとリアをミックスするとフェイズアウトします。
これはおそらく、配線を逆にしたらノイズが消えると思って配線だけ逆にして磁極を逆にすることをしなかったパターンではないでしょうか。 前に作業した人の落とし穴だらけですね。
というわけで、このフロントピックアップは一度外して着磁を逆にする必要があります。
ジャックはピュアトーンを持ち込んで頂きました。 シールド線が付いていたので似た物で新しい線に交換しておきます。
ネックが結構順反っているのですが、トラスロッドは全く締まっていませんでした。
順反りのクセが付くので締めたほうが良いと思いますが、その分だけ弦高をサドルで上げる必要も出てくるので、ピックアップの高さ調整も含めて、全体のバランスを整える調整もやった方が良いか、一旦このままお返しするのが良いか御相談してみましょう。