ネック調整

随分前に作業が完了していたこのベースですが、お返しする日程が決まったのでネックの状態を改めて見ておきます。

ネック調整

ネックの順反りが強すぎて悩んだこのベースですが、弦を緩めておいたら少し逆反っていました。

この弦との組み合わせなら長くコンディションをキープできるのではないかと期待できます。


すり合わせの方向性を考える【SG Juniorのフレットすり合わせ-4】

トラスロッド調整でネックを真っ直ぐにするとハイ起きがわずかに残ります。

むしろほんの少し逆反り気味にしておいて真ん中を多めに削れば良いバランスになりそうです。

少し逆反り気味から仕上げれば良さそう

もうしばらく置いておいてから見極めてすり合わせを完成させます。


弦を張ってみる【Tokai Talboのメンテナンス-3】

プレイテックの弦を入手しました。 調整用に使い捨てるなら手ごろな価格のこの弦が良いですね。

プレイテックの弦

張ってみたら意外にもシャリーンとしています。安い分だけ在庫の回転が良いのかもしれませんね。 ちょっとネックが逆反っていますが、張っておいたら良いところに落ち着きそうな気もします。

ちょっと逆反っている

オクターブチューニングもやり直した方が良いかもしれませんね。 真っ直ぐめに並んでいるのが気になります。

弦を張ってみた


コールドをつないだ【フェンダー製ラップスティールギターのボリューム修理-5】

ポット同士をつなぐコールドを金属製のパネルに任せてある構造だったので、ポットやパネルの取り付けが緩んで音が出なくなったりしないように、個別に黒いクロスワイヤでつなぎました。

コールドをつなぐ

ネジが緩むと振動でアルミ箔シールドがアースに導通したりしなかったりする感じがあったので、もしかしたら不要かも知れませんが一応、銅箔テープで厚みを持たせることでしっかりネジの力がかかるようにしておきました。

しっかり導通させる

これで問題は解消されたと思います。

あとは弦を張るだけ

あとはこのモジャモジャの16本の弦を戻して完成です。