エスカッションの取り付け【SG1500のピックアップ交換-3】

エスカッションのネジ穴をあけていきます。 まずは位置決めです。

穴位置を決める

テンプレート通りに穴をあけていきます。

穴あけ

一発で良い位置に付いたと思います。

エスカッションの取り付け

ポットは全て500kΩのAカーブです。

全て500kΩAカーブ

コンデンサは0.022μFが付いていたようです。 アッセンブリーは線が付いたまま生け捕りにしてあるので、新しい回路には似た物を付けておきましょう。


ピックアップを通す穴を作る【20250130お預かりのヒスコレスペシャルのナット交換-6】

配線を通す穴はこのラインを通っているようです。 つまり裏側方向へそれているだけで、表から見た角度は通常と同じところを通っているはずです。

方向はあっている気がする

スイッチの配線まで分解して木工加工を始めます。 真下に向かって穴をあけてみます。

真下に穴をあけてみた

これでコントロールキャビティとスイッチキャビティの間を通してあるスズメッキ線が見えました。 ちゃんと真下に穴があるのにエンド側に向かって穴をあけてあるからピックアップの線が通らなかったのでしょう。

針金が見えた

というわけで、普通はこのあたりで貫通していますよねという位置に穴を拡げていきます。

穴を拡張する

これでつながりました。 どうせならこのスズメッキ線にピックアップのホットをハンダ付けして引っ張りましょう。 この横向きの穴はなんだったんでしょう。もしかしたらハンダ付けする前の剥いていない新品のシールド線ならスルスル曲がれたのかも知れませんね。

針金が通せた

マホガニーがペコペコしていたところはメイプルで作り直して周りを接着剤で補強しました。 ネジ穴を作り直します。

ネジ穴部分の補修

だいたい色も合っていますしこれでOKとしましょう。

ネジ穴部分の補修

これでピックアップが戻せました。

ピックアップが戻せた


外したフロントピックアップが戻せない仕様【20250130お預かりのヒスコレスペシャルのナット交換-5】

フレットのすり合わせのために外した部品たちを、弦を張る前にボディに戻そうと思ったのですが、ピックアップの線が入りません。 針金でつついてみましたが針金すら通りません。 どうやってピックアップが付いていたのでしょうか?

針金も通らない

そもそもこんな位置に6Φくらいの穴があいていることはないですよね↓ ジャックからスイッチキャビティまでロングビットでズドンと加工してあって、ピックアップキャビティをルーティングしたときに自動的につながるようにギブソンはなっているはずです。

配線が通らない

追加された穴がおそらくこういう位置↓になっていて、配線が角を曲がれません。 たぶんこの穴を無理につつくと裏側へ貫通するリスクはあってもメインのトンネルにつながらないのではないでしょうか?

こういうところに穴があいているっぽい

リアもドリルで穴が追加してあります。

リアも穴を追加してある

メインの穴にコントロールの方から針金を入れてみて、穴をライトで照らしても針金が見えません。 スズメッキ線にピックアップをハンダ付けして引っ張るということもできません。 工場組み込み時に偶然に線が通っただけで、二度と修理できないシステムになっています。

針金が見えない

たぶん穴が裏側方向へずれてしまったのだと思われますね。 裏蓋のネジのところが割れてペコペコになっています。

穴がズレたみたい

ピックアップキャビティに光をあてて、スイッチキャビティからのぞいても光が見えません。 木くずでふさがってしまったのでしょう。 光が通らないから針金も通らないしピックアップも通りません。

光すらもれない

きっとこれは夢です。