チェック【TARGET by FERNANDESのネック・オーバーホール-1】

ターゲットのモッキンバードタイプです。 いわゆるhideモデルの廉価バージョンだったと思われるギターです。 ネックのオーバーホールでお預かりしました。

ターゲットのモッキンバード型ギター

指板にポジションマークが打たれているのでてっきり2ウェイロッドが入っているのかと思ったらベンドロッドでした。 ネックの反り具合としてはそんなに大きな問題はなさそうです。

レンチで3回くらい回したときに真っ直ぐになります。 4回目が固いのでヒーター修正をしてもいいしこのままでも問題ないかも知れません。

ロッドナットのグリスアップ

全フレットの中央が浮いています。 溝を修正してからジェスカーフレットに打ち替えます。

フレットが全て浮いている

チューナーでオクターブチューニングをしたときの印象と、スケールから割り出されるサドルの位置との間で思っていたのと逆の印象を持ちました。 .009~.046の弦を張るので弦交換してから見直しましょう。

ブリッジの位置確認

フレットを抜きます。

フレットを抜く

接着剤を掃除するくらいに軽く指板を研磨しました。

接着剤清掃のための研磨

部分的な凹凸を見つけることができました。 弦を張って確かめたりしながら精度を高めていきましょう。


埋木を整えた【ゴールドのフェンダージャパンJBのメンテナンス-3】

ネジ穴を埋めたので、埋木をノミで整えました。 そういえばヘッド裏のストラップピンのネジ穴も埋める予定だったのを思い出しました。 そっちも埋めていきましょう。

埋木を整えた

ネックの取り付けネジを締めてそのまま弦を張ると、弦はきちんとネックのセンターに合わせて並ぶようです。

ネックポケットについて

薄板を貼って手加工でポケットを作ろうとすると今の位置にネックを戻せる根拠がなくなってしまって困りそうです。

この位置のままネックとブリッジからボディのセンターラインを求めて、ネックのヒールを型取りしてテンプレートを起こして、ポケットの両側に薄板を張ってポケットを狭めて、トリマー加工するのが良さそうです。


コントロールパネルの取り付け【マイクロウッドベースを作ろう-7】

キットを買ってから長年放置していたせいでノブのネジがさび付いて取れなくなってしまいました。 ノブは諦めて強引に外します。 回路は別のものを組むのでパネルだけ使います。

力こそパワー方式

2辺しか面取りされていないというよく分からないことになっています

面取りされていないところがある

手加工で面取りし直しました。

削り直した

アーチがあるので穴位置を決めるのに苦労しているところ↓

穴位置を決める

配線ですが、ピエゾとマグネティックの2ボリュームにしてジャズベ配線するつもりでしたが、ピエゾは高音だけ拾ってくれれば良いという意図なので、ピエゾだけジャズベと同じ向きにボリュームを使って、もうひとつをマスターボリュームにできると良いような気がしてきました。

回路案

これなら使い心地としてはボリュームとトーンと同じ感じになります。 こっちの方が良さそうです。


トリマー加工方法の検討【Epiphoneの配線をオーバーホールする-13】

ドレメルにトリマーベースとビットを付けてみました。

トリマーセットを付けてみる

刃からベースの端までが42mmくらいです。

42mmくらい

ボディトップにアーチが付いているので普通にアクリル板テンプレートとかは張りにくいですが、例えばこういうブロックを並べて貼ればトリマーベースが動く範囲を制限できますね。

加工方法を検討する

これがシンプルでかつリスクが低いのではないでしょうか。