取り付け【アコギにAnthemを取り付ける-4】

ピエゾピックアップを通す穴をあけました。

穴をあけた

ピエゾピックアップの取り回しが急角度にならないように、穴の角を少し落としておきます。

角を落とす

ロックナットの位置は、外したものに合わせておきます。

ナットの位置調整

ギターの内部には照明代わりにサイリウムライトを入れています。

照明代わりのサイリウムライト

元から付いていたフックを利用して固定していきます。

取り付け

ブリッジ付近↓

取り付け

プリセットマイクボリュームを調整しておきます。

マイクボリュームの調整

プレゼンスと関係があるので、上げすぎるとエアコンの風切り音を拾いがちになりますね。

作業は完了です。 弦高は1.9~2.6mmくらいになりました。 オーナー様に確認してもらいましょう。


ケーブルの挿し方による場合分け【音が割れるGodinベース-2】

出力のカップリングコンデンサがショート方向に壊れていれば、出力のホットとコールドの間の電圧や電流に異常が出るはずなので確かめます。

出力の直流漏れを疑う

乾電池の直流が外に漏れていることはなさそうですし、電源電圧も9.5Vくらいでていて、電源電圧の低下による音割れではなさそうな気がします。

電源電圧は下がっていない

そもそもミックス出力では音が出ません。 2系統出力にするとアコースティック側からもかすかに音が出ます↓ この状態でエレクトリックを抜くとアコースティック出力からも音が出なくなります。

電源電圧は下がっていない

2系統出力時の消費電流は1.7mAくらいでしょうか。

2系統出力状態

エレクトリック出力を抜いてアコースティック出力だけ挿している状態(いわゆるミックス時)は前回の記事を書いたとき同様2.5mAです。

ミックス状態

全てを抜いて、乾電池から電流が取り出されないようにならないといけない状態では2mA流れています。

ケーブルを挿さない状態

プラグを差しているところの基板のプログラマブルな出力選択が壊れているのでしょうかね? まだよく分かりませんけれど。 まさにメーカーに基板交換してもらうしかないパターンかも知れませんね。 もう少し分解して調べてみましょう。


フレット溝の補修【76年製ジャズベースの修理15】

指板をマスキングしました。

マスキングした

フレット溝を補修します。

フレット溝の補修

研磨しました↓

研磨

5フレット付近にトラスロッドが効きがちなネックなので、相対的にハイポジションに順反りが残りがちです。

ハイポジションだけフレット溝をギリギリの狭さにして、逆反り方向に力が入るようにします。


弦を張った【AXISのメンテナンス-1】

AXISです。

AXIS

弦を全部外したらトレモロユニットがスタッドから外れてしまって、元に戻しにくくてお困りだそうです。 次から1本ずつ弦交換した方がいいかもしれませんね。

トレモロ

スプリングをはめようとして傷が付いてしまったそうです。

傷が付いたらし

取りあえずハの字に張ってみました。 元はどうなっていたのでしょうか。 オーナー様に来てみましょう。 違ったら直します。

取りあえずハの字に付けてみた

ブッシュナットが緩んでいないか確認します。 少し増し締めしました。

ブッシュナットを増し締めしておく

弦を張りました。

弦を張った

ボディに掘り込みがないので、トレモロをボディと平行にするとダウンオンリー設定になります。 ついでに弦高も良い具合になります。 たぶんもともとこういうセッティングになっていたのではないでしょうか。

平甲奴するとベタ付けになる

これもオーナーさまに確認しましょう。 問題なかったらオクターブなどを確認してお返ししましょう。


ピックアップのネジ穴を埋める【76年製ジャズベースの修理14】

弦を張ってみました。 ヒーターが良い感じに効いています。 フレット溝を補修していきましょう。

ここのシムは0.3mmを入れてみました。 0.5mmの方が良いかもしれません。 試してみましょう。

入手した長いネジは元のネジとピッチが違います。

ネジのピッチが違う

ネジ穴は一度埋めましょう。

ネジ穴を埋める