Sonicフルアップポットの取り付け

レスポールスペシャルです。

スペシャル

Sonicのフルアップポットを取り付けしていきます。

フルアップポットに交換する

チューニングが不安定らしく、ペグを見て欲しいとのことなので分解してみます。

ペグ

ブッシュが浮いていないかチェックします。

ブッシュを押し込む

6弦側が浮いていて紙が入りますがヘッドの表面が真っ直ぐでないだけのような気がします。

外側が浮いている

ストレートエッジをあてると隙間が見えます。 こういうふうになっているヘッドはよく見かけます。 経年変化でたわんでいる場合と、木工や塗装の段階で研磨がダレている場合があるかも知れません。 ポスト穴に真っ直ぐブッシュが入っていたら良しとするしかないと思います。

ヘッドが反っている

ブッシュの中を磨いておきましょう。

清掃

ポストも磨いておきます。

清掃

グリスを薄く塗っておきました。

グリス

フルアップボリュームとフルアップトーンを用意していきます。 アース線だけ先に取り付けます。

アース配線

ポットを取り付けて・・・

ポットの取り付け

配線を戻していきましょう。

配線が完成

フルアップボリュームは、ポットアダプターリングで穴にフィットするようになっているので3/8インチ用と7ミリ用と8ミリ用があります。 ですがローレット(ノブを取り付けるギザギザのところ)は全てミリスペックです。

ローレット部分

なのでベルノブの内側を6Φでさらってあげる必要があります。 インチのローレットをある程度削ってしまって、ミリのローレットでも差し込めるようにするわけです。 これが嫌ならミリスペックのノブに交換になりますが、文字の印刷をそろえるために同じシリーズのインチノブも必要になるかも知れません。

ノブの加工

弦を張りました。

弦を張る

お客さまにお返しするときに弦高などもう一度調整しましょう。

完成


スイッチの配線【アリアプロTA-80のネックオーバーホール-14】

ピックアップの配線をミニスイッチに直接ハンダ付けする方法では絶対にきれいにならないと思ったので、ミニスイッチから出した線にピックアップの線をつなぐ作戦にします。

スイッチの配線

このアッセンブリーをリアピックアップの穴から入れて外側から固定して、ピックアップを取り付けた後にfホールから引っ張り出した線をハンダ付けする予定です。

余った線は下側の角の方へ逃がします。 上手くいくのでしょうか。


フレットのすり合わせ【アリアプロTA-80のネックオーバーホール-13】

牛骨ナットに弦溝を作っていきます。

弦溝を切る

弦を張ってみました。 フレットの頂点はしっかりそろっています。

弦を張ってみる

ハイポジションの一部だけ追加で削りました。

すり合わせ

フレットを丸めていきます。

フレットを丸める

サンドペーパーでフレットの傷をとってコンパウンドで磨きました。

フレットの仕上げ

ピカピカになりました。

フレットが磨けた


スイッチをシールドした【アリアプロTA-80のネックオーバーホール-12】

ミニスイッチのシャフトに、輪っかにしたアース線がネックレスのようにつけてあったので、配線し直すにあたってしっかりアースしておくことにしました。 配線をやり直した後の方がノイズが増えては物足りない結果になってしまいますので。

このテープは両面に導通がありますから、スイッチの金属部分がアース電位につながります。

 

導電性テープを貼った

ペグがベタベタしているのでクリーナーで清掃しておきました。

ペグの清掃