2回路5接点のレバースイッチ

アナログデザインの10ターミナルスイッチです。 構造はオーク社の物に似せてあるようですね。

通常の5ウェイスイッチはクリック感が5カ所あるだけで実際には3接点で、途中で両方の接点につながっているところで止めることができるだけの3ウェイスイッチの改良版になっています。 このスイッチは本当に5接点あるタイプです。 スーパースイッチと呼ばれる4回路5接点は基板が2枚になっていてこれの倍の回路になっています。

2回路5接点のレバースイッチ

機能としては問題なさそうです。 赤い線で囲った軸の部分に遊びがなくて本家よりも立て付けが良く個人的には気に入りました。

立て付けが良い

通常の5ウェイスイッチは切り替え時にどちらかの端子には絶対つながるので、もし変な位置で止まっても音が出ない瞬間がないのが優秀なところで、こういうスイッチは多機能なところが魅力ということになります。 ちなみにクリック感がしっかりしているので、接点が変な位置で止まることはなかったです。

「ストラトでフロントとリアのハーフトーンを出したい」とか「タップの音が出るポジションを作りたい」とかそういうことに使えそうです。


シンクロナイズドトレモロのネジを変えてみる

しばらく夏休みの自由研究みたいな記事が続きます。

ストラトのトレモロの取り付けネジです。 溝が入っていてトレモロの穴をナイフエッジにすればボディと干渉しなくなってチューニングがずれにくいという物です。

溝付きのトレモロネジ

どうせなら水平に持ち上げた状態で取り付けられないかと試してみます。

水平に取り付けられないか試す

ネジに付いた溝の位置が思ったより下のほうになっていて、ネジ頭が飛び出します。 トレモロを持ち上げた分だけサドルを下げるので、1弦とネジ頭が干渉します。 こういう使い方は無理そうですね。

1弦が下げられない

というわけでヒールをアップしていくわけですが、今度はダウンしたときに1弦のサドルと飛び出したネジ頭が干渉します。

ダウンするとサドルが当たる

これを避けるためにはトレモロをもっと前に取り付けるしかありませんが、そうなるとピックガードやボディを削らなくてはいけません。 そういう加工をしたとしても、今度は6弦のオクターブネジに付いているバネが押しつぶされることになります。

と言うわけで、このギターに取り付けるのは一旦取りやめになりました。 フェンダーに載っているようなトラディショナルなトレモロなら使えるのでしょうか? そうだとしていったい何が違うのでしょう。

ネジに付いている溝の位置がもう少し上になっていると良いのでしょうかね。 あるいはネックの仕込み角と相性があるということかもしれませんね。 あとトレモロの下を掘り下げるか・・・さすがにそれなら他のトレモロに交換するでしょうね(笑)


いろいろと部品を試してみる

試してみたいことがいろいろとあって、サウンドハウスで買ってみました。

いろいろ買ってみた

ターン数を減らしたストラトのピックアップの音を聞いてみたいので、2回路5接点のスイッチを買いました。

シンクロトレモロをナイフエッジにして受けるための溝の付いたネジがスカッドから出ているので試してみることにしました。


お土産をもらいました

ギタークラフト科の先輩が北海道から東京へ来られていて、10年ぶりくらいにお会いすることができました。 パイセンの今のお仕事の話をたくさん聞くことができて、とても楽しい時間を過ごせました。

ばえるお土産を頂きました。

お土産をもらいました

しかし10年とは早いものですね。 東京にお越しの際はぜひまたお会いしましょう。