チェック【音が割れるGodinベース-1】

Godinのベースです。 マグネティックピックアップ出力は問題なく音が出るけれども、ピエゾ側に挿すと音が割れるということです。 オーナー様の計測によると電池は9.5V出ているそうです。

Godinのベース

エレクトリックというところがマグネティックピックアップでしょうか。 アコースティックとミックスと書かれているところが問題の箇所のようです。

表面実装基板にチップ部品が付いているタイプなので、接点などでアナログ的な壊れ方をしていたらうちで直します。 もし基板に原因があるときは代理店さんが基板交換することになっているそうです。

出力部分

そもそもミックス・アコースティックにプラグを差しても音が出ません。

電池を計測してみます。 2Vありません。 これはどこかで漏電していると思われます。 大電流が流れているなら電池が過熱したり、テスターが壊れたりしそうで怖いですね。

音が割れるということは、なんらかの漏電箇所に大電流を吐き出すことで電池の内部抵抗が無視できなくなって電圧が下がっている可能性がありそうです。

2Vを切っている

エレクトリックに挿しました。

2mA流れています。

2mA

抜いても2mA流れ続けています↓ これが原因で電池がカラになったのだと思います。

抜いても2mA流れている

ちなみにミックス・アコースティックに挿すと2.5mAに増えます。  今日もライブでマグネティックピックアップで演奏したそうなのでそちらはプリアンプを通っていないということなのでしょう。 なのでこの2mAがまずおかしいですね。

ミックスに挿す

ジャック部分を開けてみます。 ここも基板が入っているんですね。

ここにも基板が入っている

ミックスにだけプラグを挿すとミックスされた出力になって、エレクトリックにもうひとつプラグを挿すと2系統出力になるそうです。

どういう仕掛けになっているのでしょう? これがジャックのスイッチ機構を使ったアナログな仕組みなら直るかも知れませんし、基板の中でプログラミングされたデジタルな挙動なのなら直しようがないかも知れません。

もう少し分解してさらに調べてみましょう。 行き来しているのがコネクタケーブルなのが困りますね・・・。


フレットを打ち直す【Burnyのレスポールジュニアタイプのチューンナップ21】

フレットを曲げ直していて、指板を接着したことでRが微妙にガタガタしていることに気が付きました。

ハイポジションだけ指板を整えます。

指板を整えた

もう一度フレットを打ち直しました。

フレットを打ち直した

フレットを入れたことで指板に力がかかりますから、また剥がれたりしないか一応様子を見てから進めます。