シミュレータに入力した回路図が間違えていたので、正しく書き直してもう一度検討します。
その結果分かってきたことがあります。 ドライブが「UP」モードで「無入力」(楽器を弾かない)の時に、フォトカプラのLEDに約8ボルトの逆電圧がかかるのは仕様のようだということです。 通常、LEDの逆方向耐圧は5ボルトくらいが目安だと思うので、壊れがちな構造のように見えます。
このペンの先、1番端子のところですね。
下の図でいうところの赤いところで、これは何とかしたいですね。
フォトカプラとICを交換した現状の動作はというと、ダウンモードは正常にCDSの抵抗値が変わります。 アップモードの様子が変で、入力する楽器を少しでも弾くと抵抗値が下がりっぱなしになります。
上の図でいうところの6から信号が入って理想ダイオード回路で整流されているのですが、この5番(非反転入力端子)6番(反転入力端子)に少しでも触れるとLEDが点きっぱなしになってCDSの抵抗値が下がりっぱなしになるようです。 フィルターの周波数が上がりっぱなしということですね。
つまりこれは、エンベロープ信号を作るための理想ダイオード回路が発振しているのではないでしょうか。 発振時にどのくらいLEDに電圧がかかっているのか分からないので、UPモードでは無信号時も演奏時もLEDをいじめていることになりそうです。
6番7番にコンデンサを接触させると止まることがあるので、発振を止める検討をします。
デカップリングコンデンサの劣化、ICの高周波特性なども関係がありそうです。 エンベロープ信号を充放電する電解コンデンサとは330Ωで分離されていますが、容量性負荷発振も疑いましょう。
直りそうな気がしてきましたし、ミュートロンを壊れにくくすることもできそうな気がしてきました。