部品の交換【MU-TRONⅢの修理-5】

故障が疑われるオペアンプと、アナログフォトカプラを交換していきます。

部品交換前

部品を交換しました。 電流の吐き出しに余裕がある4556を付けてみました。

部品を交換しました

ダウンドライブの時は抵抗値が正しく変化するようになりました。 しかしやはりアップドライブ時に、謎の逆電圧が出てしまいます。

このということはスイッチ周りになにか問題があったりするのでしょうか。 エンヴェロープ信号を作っている部分ですでに逆電圧がでているなら、それを充放電して反応を遅延させている電界コンデンサにも逆電圧がかかっている可能性もあります。

とか、ブログに書きながら頭を整理しています(笑) ぬぬう。

 


サドルの調整【ESPのネックオーバーホール-7】

ネックの状態はほぼ安定したと言って良い状況になってきました。 しかしここでひとつ気になることが。

1弦をものすごく強くピッキングした時に1弦のサドルより外側が共振します。

ここが共振する

原因が分からないので分解していろいろ確かめました。

分解して確認する

どうやらこのサドルは、サドル上で弦が2回曲がるようです。 それが1弦に関しては1回しか曲がらず、エンド側が浮いているように思われます。

サドルとのあたりかた

図で描くとここですね。

2回曲がるようだ

ネックの仕込み角を大きくしてサドルを少し持ち上げることで解消できないかと、シムを作り直します。

シムを作り直す

できあがりました。

シムを入れ直す

かなりマシになりましたが、完全には止まらないので、あえてサドルを扇状にセッティングしてみました。 こうすれば弦がサドルに点ではなく線であたるので止まります。

あえてサドルを斜めにしてみる

これでよければ楽器をお返ししましょう。 サドルを普通通り真っ直ぐにするにはブリッジごと交換することになると思います。 あるいはエンド側の角を削ってしまって中途半端に干渉しないようにする手もあるかもしれません。