古いスティングレイをお預かりしました。
ネックは中心部は真っ直ぐですが、ハイポジションとローポジションが順反っています。
ロッドナットがめり込んで押し上げたためネックの指板面(1ピースネックですが)が割れています。 ここも補修したいですね。
ペグブッシュもペグも浮いています。 ここはどちらかだけ直しても再発しそうなので、取り付けをやり直しましょう。
ネック裏の塗装がごわごわになっています。 取り除いてオイルフィニッシュにすれば、剥がれたところと、さわり心地も見た目もそろいそうです。
ヘッド裏が割れています。 クランプで締め込めば閉じると思うので、タイトボンドで貼り合わせられると思います。
初期のスティングレイはモノラルジャックを使っているので、シールドを抜いても電池の消耗は止まりません。 ステレオに交換しましょう。
また、出力保護抵抗が付いていないので、シールドのコンデンサ成分で容量性負荷発振しがちです。 場合によっては470~1kΩくらいの抵抗をシリーズに入れましょう。
もう少し様子を観察して方針を決めようと思います。