チェック【スティングレイの修理-1】

古いスティングレイをお預かりしました。

スティングレイ

ネックは中心部は真っ直ぐですが、ハイポジションとローポジションが順反っています。

ネック部分

ロッドナットがめり込んで押し上げたためネックの指板面(1ピースネックですが)が割れています。 ここも補修したいですね。

ナット部分

ペグブッシュもペグも浮いています。 ここはどちらかだけ直しても再発しそうなので、取り付けをやり直しましょう。

ペグ部分

ネック裏の塗装がごわごわになっています。 取り除いてオイルフィニッシュにすれば、剥がれたところと、さわり心地も見た目もそろいそうです。

ネック裏

ヘッド裏が割れています。 クランプで締め込めば閉じると思うので、タイトボンドで貼り合わせられると思います。

ヘッド裏

初期のスティングレイはモノラルジャックを使っているので、シールドを抜いても電池の消耗は止まりません。 ステレオに交換しましょう。

また、出力保護抵抗が付いていないので、シールドのコンデンサ成分で容量性負荷発振しがちです。 場合によっては470~1kΩくらいの抵抗をシリーズに入れましょう。

配線部分

もう少し様子を観察して方針を決めようと思います。