フレットを加工する【ブラックES-335のフレット交換-8】

ジェスカーフレットを用意しました。 ステンレス製ですのでカットするときとても手が痛いです。 手袋は何でも良いのですがZETTのバッ手を愛用しています。

フレットのカット

フレットのタングをカットします。 バインディングの上にかぶせるように打つためです。

タングを切る

カットしたところを削って平らにしたり、指板のRに合わせて曲げたり、ここにじっくり時間を使うことがあとあとの仕上がりに反映されますね。


フレット溝の幅を決める【ブラックES-335のフレット交換-7】

ギブソンの指板は、スクレーパーでバインディングを削り落とすようで、フレットのあるところ以外は余分に削れています。 指板Rを測るときはフレット溝の際にゲージをあてる必要がありますね。

ギブソンの指板について

フレット溝は今回のフレットにあわせて0.53mmのノコを使いました。

フレット溝の修正

フレットを用意しましょう。


指板の研磨【ブラックES-335のフレット交換-6】

フレット溝の補修をします。 ナット付近が12インチでボディに近いところが10インチくらいという逆円錐指板Rになっています。 あと1弦の方が順反りが多いので、このつじつまを合わせたいです。

フレット溝を補修した

ナットを外します。 塗装をカットするのですが、指板とネック材の間でブラックの塗装が割れていて、きれいに取るのが難しいです。 なるべくきれいな仕上がりを目指します。

牛骨ナットの塗装を取る

ここも指板材とネック材の間で塗装が割れていて、作業中にパラパラと落ちてしまいます。 補修するかそのままにするか御相談ですね。

ここの塗装が割れて剥がれてくる

指板を研磨していきます。

指板の研磨

ハイフレットは指板Rがきつくなっているので真ん中から削れていきます。 1弦側には順反りがあるので、結果的に6弦のハイフレットが残ります。

指板の状態

ローフレットも1弦側の順反りを潰しながらRを整えました。

指板の状態

結果的には0フレット側が10インチくらいで最終フレット側が12インチくらいの指板に収めるることができました。