Jaguarのピックアップを巻き直した

ジャガーのピックアップです。 断線しています。

JGピックアップ

分解します。

分解した

ハトメ部分を温めると導通が回復することがあるので試してみます。

ハトメ部分を温める

アンプにつなぐとノイズがでます。 金属製の工具でポールピースを叩くと高域だけがカンカンと鳴ります。 と言うことは、コイルの両端ではなく途中で断線しているということになります。

コイルの途中で断線すると、線間容量でコイル線同士が交流的につながっているので高域だけが漏れ出てくることになります。

ノイズと高音だけ出る

巻き終わりがホットになっていることが分かります。

コイルの巻き終わり

コイルをカットしました。 ボビンに付いたワックスについてはエンボスヒーターで溶かして取り除きました。 ラッカーを溶剤で掃除します。

洗浄

コイルを巻く側からハトメを打ってあるのですが、新しいコイルを巻くときに引っかかりそうなので一度取り除きます。

古いハトメを取り除いた

ハトメを裏側から打ち直します。

ハトメを打ち直す

きれいに打てました。

ハトメを打ち直す

リアピックアップは7.3kΩ位ありました。 フロントは9000ターン巻いて、6.9kΩくらいにしました。

コイルの巻き取り

ワックスポッティングしました。

ワックスポッティング

コイルを巻いたらボビンの上側が反りました。 これはどうこうしようがないですね。

ボビンが反った

カバーやヨークを取り付けていきましょう。


弦を交換した【Road Wornのジャズベースのネックをオーバーホールする-14】

045~105の弦を張ってみます。

弦交換

ナット溝を調整しておきます。

ナットの弦溝を調整する

しばらく弦を張ってみて判断しますが、今のところネックの状態は問題ないように見えます。

サドル部

サドルの高さも問題なく、ネックポケットに入っていたシムは入れなくても良いかもしれません。

もしバランスがくずれてしまうようでしたら細い弦に戻します。