分解【98年製スペシャルの部品交換-1】

98年製のスペシャルです。 部品を交換していきます。

98年製レスポールスペシャル

ブリッジはモントルー製のバダスタイプに交換します。

モントルーバダスに交換する

ジャックプレートは金属製のジャックプレートに交換します。

ジャックプレート部分

ネジ穴が右によっていますね。

ジャックプレートを外した

配線をオーバーホールしつつコンデンサを交換して、導電塗料を塗ります。

元の配線

ピックアップの下にはスプリングが入っていました。 このバネは時期によって入っていたり入っていなかったりするのでしょうか。

バネが入っている

キャビティを掃除しつつ、導電塗料の食いつきが良くなるように足付けをしておきます。

ピックアップキャビティ

キャビティに導電塗料を塗ります。

導電塗料の塗布

裏パネルにはアルミシートを貼ります。 スイッチは削ったロングタイプが付いていました。

スイッチは裏蓋に接触していない

一応接触しないように中央部を絶縁しておきました。

アルミシートの貼り付けと絶縁

ネジ穴を埋めます。

埋めた

ストラップピンはセキュリティロックを取り付けるので・・・

ストラップピン部分

ここも埋めました。

ストラップピンのネジ穴


フレットのすり合わせ【70年代後半のJBをリフレットする-19】

指板をマスキングしました。

マスキング

ナット溝を作っていきます。

ナット溝を作る

弦を張りました。

弦を張る

張力をかけて、楽器を構えた角度でフレットの頂点を調べながらフレットのすり合わせをします。

フレットのすり合わせ

フレットに載っていた塗装を掃除してからフレットを仕上げました。

フレットを仕上げた


ヒグチのオイルコンデンサ

SonicのOC-223を取り付けたいというお客さんのために2個仕入れました。 このコンデンサはもともとSonicターボブレンダーなどのサーキットに取り付けるためにヒグチ電子に注文していたものですが、ヒグチのオイルコンデンサの評判が良く、コンデンサの聞き比べなどが好きな人のために容量誤差5%以内のものを選別パッケージした商品になっています。

スカッドにもヒグチのオイルコンがあるのでサウンドハウスで買ってみました。

ヒグチのオイルコンデンサ

いま流通しているOC-223 の方は円筒形です。 昔は金属製の缶ケース入っていましたが、あれは金型が寿命になってなくなったように思われます。 他のメーカーのオイルコンも同時期に形状変更になったので、ケースを作っていた会社が他にあったのか、あるいは他社ブランドのオイルコンもヒグチ電子が作っていたということでしょうか。

ヒグチのオイルコンデンサ

一方でスカッドの方は断面が楕円の卵焼きみたいな形をしています。

ヒグチのオイルコンデンサ

同じDUシリーズで、耐圧や精度も同じに見えますが、製造時期で形が違うだけでしょうか? 好きな人は両方買って試す楽しみがありそうです。

ちなみに缶ケースに入っていた頃のヒグチのオイルコンデンサはこんな感じでした。

ヒグチのオイルコンデンサ

私の研究ではこのコンデンサはもともとマルコンブランドで販売されていたのだと考えられます。 Marconのロゴマークが付いたバージョンです。秋葉原のジャンク屋さんで見つけました。

マルコン時代

マルコンで廃番になったあとも真空管アンプやギター関係機材、高電圧電源回路などのために生産を継続してくれているわけです。 とても有り難いことですね。


チェック【02年製スペシャルのすり合わせ-1】

02年製と思われるレスポールスペシャルです。

02年製のスペシャル

フレットのすり合わせをします。

フレット

オクターブ調整もやり直すことになっています。

ブリッジ部分

トラスロッドナットに塗料が付いているので掃除しておきましょう。

ロッドナット

弦とトラスロッドを緩めたところです。 ネックに順反りのくせがついています。 ヒーター修正したいので御相談です。

順反っている