久しぶりに使っているデジタルトイカメラ。 デジハリを買ったころより今の方がスナップをたくさん撮っているので、前に使っていた頃よりこのカメラの楽しさが分かります。
弦は09-42が張られています。 一応10-46に交換してからピックアップの高さなどを検討します。
このギターは配線が基板式になっています。
こっちのP-90も分解して確認することになったので確認します。 ヒスコレと違って、ミックス時にノイズキャンセルする構造になっています。
リアとフロントでは他に何が違うのか確認します。
4芯線がソケットにつながっています。 使っていない線はカットされていますね。
コイルを計測できるようになりました。 レギュラーラインとヒスコレの違いがよく分かりました。
ピックアップと弦の距離を計測するためにお預かりしたヒスコレのスペシャルのほうはフレットをクリーニングしておきました。
2001年製のヒスコレに付いているピックアップを分解して調べさせてもらった結果、コイル線の材料が違っていたことが分かったのでもう一度試作品を作り直します。
巻き取ったところはこんな感じ。
組み上げました。 この状態で抵抗値やインダクタンスはかなり近い物になっています。 ですが、ポールピースを鉄製の物で叩いた時にアンプから出る音が少し低いです。 ワックスを入れれば線間容量が増えて高域が出てくるのでしょうか。
ワックスに漬け込みました。 指で叩いてもマイクロフォニック現象はほぼ起こりません。 フィードバック奏法でハウらないことは大事です。 P-90タイプは裏から叩くとカンカンいって、表から叩くとポンポンいいますから、ワックスポッティングは絶対必要になると思います。
右がヒスコレで、左が今回私が作ったものです。 ポールピースを叩いた時にカンカンと高い成分が出てきて、聞き分けが付かないレベルになっています。 この周波数はワックスで出ているんですね。
ヒスコレからトーカイに持ち替えたときに違和感がないピックアップができあがりそうです。 手送りで巻いたコイルであることや、SEB構造のボディや仕込み角の違いがあるので載せてみてまださらに違和感があったら巻き数を調整しましょう。
断線しているリアピックアップをまき直します。 まずはコイルを取り除きます。
ハトメ部分を清掃します。
ラッカーが残っていると線が引っかかるので紙やすりで清掃してバリ取りもします。
フォームバー皮膜線を室温20℃で6.8kΩくらいになるように巻きました。 他にセットで送られてきているピックアップもそれくらいまでほどこうとした様子が見て取れるので合わせておきました。
生きている方のコイルも一度ほどいたのかコイルが浮いているのでワックスに漬け込んで線材を固定しておきます。 カバーの付け外しでまた断線する恐れがあるからです。
配線は一度全部やり直させてもらいます。
ポットを清掃してから・・・
組み直しました。
ブリッジ、コントロールプレート、ピックガードの取り付けを進めましょう。
リアルセルロイドピックガードが届いたので取り付けていきましょう。
ネジ穴の面取りが、使うネジの頭より小さかったので拡げました。 面取りが楕円になっているところがあったのできれいになって良かったです。
外周のエッジはもともとこういう感じなのですが、
手作業でこのくらい尖らせる方向に研磨しました。 この方が取り付けたときに見栄えが良いです。
コントロールパネルのところを合わせる必要があります。
けがいた線はこんな感じ。
線まで削って、ここは尖らせすぎず45°くらいに削ります。 コントロールパネルの厚み分くらいという意味で、一番下の白の層を残しておきます。
ネジ穴をあけ直します。 基本的にピックガードのねじ穴は合わないものなので全て埋めてあります。
ネックポケットの部分をベアリングビットで合わせます。
コントロールパネルと本体側の配線をつなぎます。
これでピックガードが付きました。
弦を張っていきましょう。
しばらく弦を外していたのでネックが少し逆反っています。 数日おいて調整したら完成ですね。