ダンカンJBのポットをボーンズに交換する

先日コントロールパネルをブラック3Pで作ったダンカンのベースです。 お家に帰ってノブを交換していたらポットのシャフトが抜けてしまったようです。 経年劣化で中のプラスティックが割れてグルグル回るようになってしまう例のアレですね。

うちで在庫してあったボーンズの250kΩ Aカーブが、似た感じの軽い回し心地なので3個とも交換してしまいましょう。

ポットのガリは音を出しながらでないとチェックできないので、専用の道具を使って調べてから配線を組みます。

ポットのチェック

コンパネに取り付けました。

ポットの取り付け

コンパネ側の配線を済ませました。

配線

ノブの向きはお好みを確認して取り付けました。

ノブの取り付け

ボディ側から来ている線を配線します。

ボディ側との配線

これで問題なさそうです。

実はこのベースは学園祭学園の市川太一さんのベースです。

バンドのオフィシャルサイトはこちら→ 学園祭学園ドットコム

機材好きな市川さんに新商品のアイデアなどを相談すると、お話が面白すぎてついつい長い時間引き留めてしまいます。

 


MINOLTA AF ZOOM 28-135mm F4-4.5のちょっと使いづらそうなところ

ネットオークションで落としたミノルタのレンズです。 ちょっと使いづらそうな要素を発見してしまいました。

このレンズは画角を変えるとピントの位置が大きくずれます。 例えば、焦点距離28mmの時に7mにピントを合わせたとして、135mにズームアップするとピントの位置が2.7m付近に移動します↓

MINOLTAのAF ZOOM 28-135mm F4-4.5

ここまではっきりとしたバリフォーカルレンズは初めてなのでマニュアルフォーカスで使うときの操作性に違和感があります。

この時代の似たスペックのレンズは他に、タムロンやトキナーなどがありますが、そちらはいわゆるプッシュプルズームなのでパーフォーカリティの点で軍配が上がりそうです。

当時のミノルタは世界に先駆けてピント合わせが自動になったので、こういう設計思想になっているのでしょうか。 

発売から40年近くたってαショックが私のところへ遅れて到達しました。


分解してチェックする【アリアプロTA-80のネックオーバーホール-1】

アリアプロのギターをお預かりしました。 ジェスカーのステンレスフレット#55090に打ち替えます。

アリアプロTA-80

接触が悪くなってきているスイッチを交換します。

スイッチ部

もし配線を全部引っ張り出すことになるなら、ついでにジャックも交換した方が良さそうです。

ジャックも交換したい

スイッチのナットを外してみましたが、スイッチが浮いたまま全く動きません。 どうやって配線したのでしょう。

取れない

ピックアップが交換されています。

ピックアップ

シリーズ・パラレル切り替えスイッチが付いています。 これもナットを外しても動きません。

シリパラスイッチ

これはもう全て引っ張り出すしかないようです。

抜けない

リアピックアップのネジが曲がっています。

ネジを曲げてある

どうやらベースプレートに切られているネジがバカになって、ナットをハンダ付けしようとしても付けられなかったから、ネジを折り曲げて固定したようです。 ここはネジを交換して何とかしましょう。

ネジがバカになったっぽい

スイッチの穴には塗装がのっていませんから、ピックアップ交換時に配線を追加しているわけです。

スイッチは増設されている

スイッチから出ている線がシールド線ではなく、クロスワイヤになっていて、ノイズの進入源になっています。 また、ピックアップから出ているシールド線のアースも宙に浮いています。 部品はそのまま使えますが、こういう配線を今回ついでに直しましょう。

シールド線問題

元の配線にスイッチの配線を追加した結果、円環構造になっています。 こういうグラウンドループも気にした方がいいのでしょうか。 深く歪ませて使うギターではないのでノイズはおそらく問題になっていないとは思います。

配線を丸ごと抜いた

ロッドは効いていますがちょっと頑張りすぎかも知れません。 少しヒーター修正します。 ロッドナット周りのグリスアップをしておきます。

ロッドナットのグリスアップ

まずは軽めに曲げて様子を見ましょう。

ヒーター修正