回路図が描けた【ホンダサウンドワークスのブースターの点検-2】

この104はコンデンサであることが分かりました。

コンデンサ

回路図を描きました。

回路図が描けた

ネット上に元になったと思われるレイアウト図を発見しました。 Hogs Footです。完全に同じものですね。 変わっているのは入出力のコンデンサの容量です。 1/100くらい小さい値に置き換わっています。

元になったと思われるレイアウト図

そもそもの回路として入力と出力からハイを大きくカットしています。 例えば緑のマル↓の0.1μFはジャズベのトーンによく使われるコンデンサの倍くらいの容量で絞り込まれています。 ムームーにこもらせて、トランジスタで歪ませるための回路です。

赤いマル↓の部分、出力インピーダンスはコレクタ抵抗そのものでしょうし、電源は交流的にはアースにショートされていますから10kΩと0.1μFのローパスフィルターになっていると思います。 歪ませたあとさらに高域を捨ててあります。 これはもともとベース用ファズですね。

ハイカット特性について

で、アレンジされている部分がこちら。 入出力のカップリングコンデンサの容量がもともとの3.3μFからそれぞれ、0.047μFと0.068μFに減っています。

ローカット特性について

ローだけを取り出すための回路なのに、あえてローを捨てるってどういうことなのでしょうか。

特に赤いマル↑の方。 エミッタ接地増幅回路の入力インピーダンスは低いので、470kΩと47kΩと入力インピーダンスの並列合成抵抗と、0.047μFのコンデンサとが作るハイパスフィルターは可聴域で低音をカットしているはずです。

他にも部品の故障や、基板上のハンダブリッジなど、原因があるかも知れませんが、カップリングコンデンサの容量を1μF以上くらいにすれば、ベース用ファズに戻るのではないでしょうか。


ペグの取り付け【レスポールのペグをクルーソンに交換する-2】

ついでなのでピックアップのマグネットを計測しました。 リアよりフロントの方が磁力が強かったです。

ついでに磁力を計測した

ネジ穴を加工していきます。 残せるネジ穴と、穴位置を変えたいネジ穴を判断して加工しました。 

ネジ穴の加工

ペグがつきました。 スムーズに動いています。

ペグが付いた

フレットクリーニングしておきました。

フレットクリーニング

弦を貼って・・・

弦が張れた

トラスロッド調整をします。

ロッド調整

あとはお客さまに合わせて弦高調整などをして完成です。