ピックアップカバーを削って高さ調整したところ、弦のビリ付きは解消されました。 ノブやブリッジカバーを登載して完成した姿になりました。
また新しい資料を借りることができたのであと少しレリックを追加することになります。
交換したコンデンサの写真を掲載していませんでした。 このネック用ハムバッカーに合うコンデンサは104(0.1μF)でした。 磁力が強くて抵抗値は少ないというピックアップ仕様のようです。
今日お客さまにも弾いてみていただいて「全て要望通り!問題ない!」と太鼓判を頂きました。
トラスロッド調整用のレンチを作りました。 10ミリしかない隙間に通るように短くカットしました。
弦を張ってみたところ、全体的に妙にビリつきます。 これはおそらくネック側のピックアップの磁力が強すぎるせいではないかと予想されたのでピックアップを外してみました。
外すとビリ付きがとまります。 ギブソン系のネックはボディと指板トップに差があるので、それに合わせてピックアップの高さが高いのです。 マグネットが強いのも原因ですね。
現状から3ミリは落とした方が良さそうです。 それくらいならむしろ見た目もwifeに似てきます。
グラインダーで削りました。 今日はずっとグラインダー作業ですね。 ちなみにこのあと、ピックアップを下げるためには掘り込みを深くしなければいけないことが分かって、またトリマーで木工加工&導電塗料の塗り直しをしました。 今は乾燥中です。
リアルセルロイドピックガードの端材からチップを切り出しました。
トラスロッドカバーを作らなくてはいけません。
イメージ通りのものが出来そうです。
弦アースがつながっていないテレキャスタータイプをお預かりしました。
テスターであたってみると確かに導通がありません。
ブリッジを外してみましょう。 弦を外していて気になったのですが、どうやら溝が狭くて弦を噛んでいます。 少し広げても良いかもしれませんね。
このブリッジはオクターブネジを外さないと取り付けネジにアクセスできません。 ビグスビーから外しましょう。
ブリッジを持ち上げてみたところ。 キャビティの導電塗料をトップ面にも塗り広げてブリッジと塗料の間にアース線を挟み込むことで両方をアースしようという作戦のようですが、それを挟み損ねています。
この感じだとネック側がどうなっているのか心配で開けてみました。 なんとこちらは導電塗料がありません。 どういう基準なのでしょうか? 金属カバーがあるからですかね。 そういう考え方はあるかもしれません。
アース線がどこにつながっているか確認するためにコントロールパネルを開けてみました。 なにやらすごいことになっていますね。 プッシュプルでシリーズ&パラレルを切り替えられるようです。
ということはフェンダーのようにブリッジピックアップのコールドから配線をのばしてエレベータープレートをグラウンドにつないで、ネジを通じて弦アースをするという方法は使えません。 シリーズ時に問題がでます。
エレベータープレートに直接グラウンド線をつなぐ必要があります。
以前ご紹介したコイルをスプリットしたテレベース用シングルコイルの製作の続きです。 特注でひとつだけ作っています。
ネジを買ってきたので組み上げていきましょう。 上下にボビン板を追加してこんな形になりました。
横と下はこんな感じです。
コイルを保護する糸を巻いていきます。 初期型プレベやテレキャスターのリアピックアップはこういう保護構造になっています。
ハウリングの防止にワックスポッティングをしました。 初めて作ってみたものにしてはきれいにできましたね。
上部のネジは皿アタマにしてトップと面一にしましょう。 次はベースのボディ加工!
ピックガードの配線をします。 ジャックまでの線がシールド線ではなかったのですが、グラウンド線の断線で音が出なくなっていたことですし、今回シールド線に交換しました。 ジャックも錆びてきていたので交換しました。
ポットは少しガリがありますが、古いギターでプラスチック製のノブにダメージが出ることを考えるとそのままにすることにしました。 基本的に家で弾くことがメインということでしたので、今回はそのように判断しました。
マスキングテープでとめてあったところには粘着フックを付けみました。
弦アースの線も単線で金属疲労の心配があったので撚り線に交換しました。 木製ブリッジですので弦アースはここにつながっています。
ボディ側とつないだところ。
バッチリ交換できました。
ペグブッシュが浮いてしまっているので固定します。張力で傾くとギアのあたりがしぶくなって動きがかたくなります。 シャフトが曲がっていたりするので効果は微妙ですがグリスも足しておきました。 少しだけ動きが良くなったと思います。
ここでジャックをさして音出ししようと思って気がつきました。 ボディ側の穴とピックガードの位置の関係でジャックを180度回さないとシールドをさそうとしたときにジャックの端子がボディと干渉してささりません。
シールド線の取り回しが変わります。 トーンポットと近くなるのでショートしないように絶縁しました。
弦を張って調整します。 少しトラスロッドをしめて順反りを修正しました。 弦高が下がりすぎて1・2弦の音が出ない部分がありましたので弦高調整をしました。
ナットとフレットの減りが原因でビリつきやすいところもありますが、基本的に良い音のするギターになりました。 トーンコンデンサが良いところに効いています。 3~4くらいまで絞ったときのジャジーなトーンが素晴らしいです。