ピックアップについて【Stingray Sub seriesのナット交換-6】

導電塗料にアース電位をつないでいきます。 ピックアップをついでに計測してみました。 かなりコイルは少なめの設計になっているようです。

6.8kΩくらい

低価格帯のピックアップにありがちな裏側にセラミックマグネットを貼り付けてあるタイプです。 でもこうすることで初期スティングレイと同じ直列にコイルをつなぎつつ、音が太く鳴りすぎないように調整しつつ、価格も手間も抑えられるという、上手い設計がされているように思えますね。

セラミックマグネット?

ポールピースを触るとノイズが出ます(ちなみになぜか2弦だけアースにつながっているので出ません)。

触るとノイズが出る

出力に近い側のコイルの、巻き始めがアースにつながらないので交流的につながっているポールピースに触れるとノイズがでるのでしょう。 

ここからノイズが出ている

ピックアップのカバーは取れませんし、ポールピースに裏側からアクセスできないので特に対策はできません。 ポールピースを絶縁するくらいでしょうか。 もし演奏中に触ってしまってノイズが気になるということでしたら、透明なシールを貼るなどして表側から対策するしかなさそうです。

音出しチェック

ボディ側の穴を面取りしてから、ネックをジョイントしていきます。

面取り


アース周りの配線【76年製ジャズベースの修理-21】

アッセンブリーを手直ししました。 銅箔テープが万一剥がれたときにも出力がショートしないようにジャックの向きを反対にしました。

アッセンブリーの手直し

ハイトアジャスターのベースプレートから導通するように底面にも銅箔テープを貼ってハンダでつないでおきます。

底面にもテープを貼ってハンダ付けした

コントロールキャビティのブラスプレートも戻しました。 全てアース電位との導通を確かめます。

アース周りの配線

ピックアップのボールピースをラッカー塗料で絶縁しておきます。

ポールピースにラッカー塗料を塗る

乾いて取り付ければ配線が完了します。


カオシレーターで録音

高校時代の友達がやっているyoutubeチャンネルについて、共通の友達が曲を作ったのでカオシレーターでシンセ、ギター、ベースなどを足しました。

カオシレーター

あまりにも構成がよく分からないので構成譜面だけ書いたのですがよく分からないまま終わりました。

先日、この曲のデモテープを聴いていたときに来たプロギタリストのお客さんが「これって何拍子ですか?」って言ったのが面白かったです。 戻って来られないままずれていく16分の3つ取りポリリズム風の手弾きシンセが入っていたからだと思います笑

ただ「TKサウンドっぽいですね」と言っていただいたのがヒントになりました。 作った本人は後期globeリスペクトだったらしく、その解釈で大正解でした。 私はポンチャックかと誤解していたので本当に助かりました。

「右端で小さく鳴っている歪んだギター」っていう細かいあるあるを頑張って再現したらめちゃくちゃ喜んでくれました。